生地の耳を理解しよう!!縫ってなくても不良品ではありません

生地の耳について

 

初心者さん
半股引を購入したのですが、生地の端で縫われていない箇所がありました。不良品ですよね!
おしんちゃん
縫ってない箇所があっても、縫い忘れではない正常な状態の場合があります。なぜ縫ってなくても大丈夫なのか理由を解説しますね。

 

祭り業界の人たちを悩ませているのが生地の端が縫われていないぞ~(怒)というお客様からの苦情の声です。

生地の耳

 

この記事では生地の端が縫われていないのになぜ不良品ではないのか動画と写真で分かりやすく解説しています。安心してお祭り衣装をお使いいただくためにぜひご覧ください。

 

生地の未処理の部分とは?

たしかに股引や半股引をよく見てみると、お尻の部分の生地の端が縫製されているわけでもなく、ロックミシンがかかっているわけでもなく、そのまま生地の切りっぱなし状態のように見える場合があるんですね。

下の写真の赤い矢印のところです。生地の端が何も処理されていません。

生地の耳 生地の耳

 

股引や半股引以外にも生地の端が未処理の事例があります。それが法被です。

生地の耳

 

ちょうど背中部分の縫い合わさっている部分の生地の端がロックミシンもかかっておらず未処理のままです。

下の写真の赤い矢印の部分です。ここも生地の端は何の処理もされていません。

生地の耳 生地の耳

 

これを見たお客様が生地の端の縫製忘れてるよ~!とご指摘されるわけです。

でも実は・・・。

この状態で正常なんです!

 

生地の耳とは

実はこの処理がされていない生地の端の部分は生地の耳(きじのみみ)と言われる箇所になります。

まだ裁断する前の反物状態の生地を見ていただくと分かるのですが、生地の左右の端は何も処理されていないのに糸がほつれてきません。

生地の耳

 

また生地によっては端にポツポツと穴が開いている場合もあります。

生地の耳

 

これも生地の特徴の一つで耳の穴と呼ばれるものです。耳の穴とは織り上がった生地のしわを伸ばす機械に通す時に付く穴のことです。決して縫製に失敗して、糸をほどいた後ではありません。

法被や鯉口シャツでよく使用される幅が約30cmの小幅と言われる生地も左右の端は未処理なのですが糸はほつれてきません。

生地の耳

 

この生地の耳は、生地の中でも特に強く織り込まれている箇所で頑丈なため一番ほつれにくい箇所になります。

生地の耳

 

股引や半股引の場合、体と生地が最もこすれ合う部分であるお尻の箇所にあえて生地の耳を使ったります。

生地の耳を使うと、その箇所は縫う必要がありませんし、ロックミシンをかける必要もないので生地に段差ができません。段差がないので着心地が良くなるというメリットがあります。

法被も同様に生地の耳を使った箇所はほつれないので、あえて縫い合わせたりロックミシンをかけたりせずにそのままにしてあります。

 

注意事項

縫っていなかったり、ロックミシンがかかったりしている箇所が無いのは、生地の耳を使用している商品に限ります。股引や半股引、法被によっては、生地の端が縫ってあったり、ロックミシンがかけてあったりするものもあります。どこを裁断するかによって、生地の端の処理の仕方が変わります。すべてのお祭り衣装で生地の耳が使われているわけではありませんのでご注意ください。

 

生地の耳をつかっている箇所は、縫製したりロックミシンをかけていない状態が正解になります。生地の耳以外を使っている箇所は、縫製したりロックミシンをかけたりして生地の端の処理がきちんとされている状態が正解になります。

 

生地の耳を動画で解説

動画でも生地の耳について詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

 

祭り用品店のご紹介

法被や半股引、股引などのお祭り衣装は祭り用品専門店の祭すみたやで購入することができます。ネット通販で購入することができますので、日本全国にお祭り衣装を配送可能です。ぜひご利用ください。

祭すみたや 助信駅前店

祭すみたや 助信駅前店

〒430-0911 静岡県浜松市中区新津町14-1
電話:053-489-3398
営業時間:朝10時〜夜7時

※ 遠州鉄道 助信駅から徒歩1分
※ 大駐車場完備

 

生地の耳について

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おしんちゃん

祭り用品専門店『祭すみたや』の3代目社長おしんちゃんです。お祭り用品を製造・販売するかたらわ、Youtubeにお祭り衣装の着方や選び方の動画をアップしています。自らも年中お祭りに参加する根っからの祭り好きです。地元のラジオ局でパーソナリティもやっています。