毎年5月3日~5日のゴールデンウィークに静岡県浜松市で開催されるお祭りが浜松まつりです。浜松まつりは子供の誕生をお祝いするお祭りです。お祝いされる赤ちゃんや子供のことを初子と言います。「はつご」って読みます。
子供が生まれた家庭は初子のお祝いとして、昼は子供の名前を書いた大凧を揚げ、夜は町内の人たちを家や公民館に集めてお酒や料理を振舞います。
そんな初子のお祝いにお友達や親戚から誘われたときに何を持っていけばいいのかについて解説します。特に、浜松に引っ越してきたばかりの人からよく聞かれる質問です。初めての浜松まつりでも恥をかかないようになってもらうためのアドバイスです。
このページでは・・・
- 何を持っていけばいいのか?
- どうやって持っていけばいいのか?
- いつ持っていけばいいのか?
について解説してみたいと思います。
初子のご祝儀を動画で解説
初子のお祝いのご祝儀の贈り方について動画にまとめましたのでぜひご覧ください。
ご祝儀の基本は日本酒
初子のお祝いは結婚式のように「お金」を渡す必要はまったくありません。
では、何を持っていくのかといいますと日本酒を持って行ってください。お祭りにおけるご祝儀の基本は日本酒です。浜松まつりでも日本酒が一番オーソドックスな贈り物になります。
日本酒を贈っておけば、無難で当たりさわりがありません。何を持って行っていいのか分からない場合は、とりあえず日本酒を持って行っておけば恥をかくことはありません。
金額は2000円~4000円くらいのお酒です。金額が安い日本酒の場合は2本贈ったりします。
瓶の大きさは1升瓶(1800ml)にしてください。
ただし、一番基本的な贈りものなので、初子のお祝いに呼ばれたほぼすべての人が日本酒を持っていくと思います。ですので、日本酒だらけになってしまって、もらった方も困ってしまいます・・・(汗
オススメは缶ビール(ケース入り)
そこで、祭すみたやがオススメするのが缶ビール(24缶入りケース)です!!
冷やして持っていけば、初子の接待(初練り)で町内の人たちやお友達など参加者も飲むことができるのでたいへん喜ばれます。地元の酒屋さんに事前にお願いしておけば、ケースごと冷やしておいてもらえます。
初子のいる家庭が同じ町内の住民やお友達にお酒や食べ物を振舞います。浜松まつり当日の夜に行われ、昼間の凧揚げの労をねぎらうために行われます。初子の接待の様子を動画にしました。どんなことをやるのか参考にご覧ください。
ビールを持っていくときのコツとしては350mlの缶よりも250mlの飲み切りサイズの缶がオススメです。初子の接待って、あっという間に終わってしまうので350mlだと飲み切れなくて捨てないといけないんですよね。なので小さいサイズの缶ビールが重宝されます。
一番喜ばれるのはソフトドリンク
最近の浜松まつりは女性や子供などの参加者が増えてきています。さらに大人の男性でもお酒を飲まない人が増えてきました。ビールやお酒を準備しても、大量に残ってしまうこともあります。
そこでオススメなのがケース入りのソフトドリンクです。ジュースやお茶、炭酸飲料などです。
ソフトドリンクの場合も、紙パックや小さい缶などの飲み切りサイズが喜ばれます。
お酒はみんな持ってくるので大量にあるのですが、ソフトドリンクって意外と準備されていなくて数が少ないんですよね。初子のお祝いに来てくれた町内の子供たち全員にソフトドリンクがまわらないこともあります。
そんな時にお祝いでソフトドリンクを贈っていれば、その場で大活躍&感謝されること間違いなしです。すぐに飲めるように事前に冷やしておくこともポイントです。
ソフトドリンクの場合は、ケースで買っても値段が安いので2ケースほど持っていくことをおすすめします。
樽酒は相手に要相談
会社の取引先や大切な友達だから樽酒(たるざけ)を贈りたい!と考えている人への注意点です。
とつぜん樽酒を贈るのは絶対にやめましょう!!
とつぜん樽酒を贈られると、もらった方は超迷惑です。鏡開き用にすでに用意されている場合も多いので、せっかくもらっても使わずに捨てられてしまうこともあります。
樽酒を贈る場合は必ず相手に確認を取ってください。もし、鏡開き用の樽酒の準備をしていないことを確認してから、樽酒を贈ってあげてください。
樽酒を購入する時はネット通販やディスカウントショップではなく、初子の接待会場の近くの酒屋さんで注文することをオススメします。
浜松まつり期間中は交通規制があって、酒屋さんが樽酒を持っていけないこともあります。初子の接待会場の近くの酒屋さんでしたら交通規制を熟知しているので安心です。
また、樽酒は買ってきた状態のままでは木槌でどんなに叩いても絶対にフタは開きません。酒屋さんに初子の接待の直前にフタを専用道具を使って開けてもらう必要があります。ネット通販やディスカウントショップで樽酒を購入すると、フタが開けられずに困ってしまいます。
樽酒を贈るときは贈る相手と酒屋さんを交えて、いつ配達してもらうか相談する必要があります。事前の打ち合わせがとっても大切です。
のし紙の貼り方
お酒やソフトドリンクなどのご祝儀を贈るときには熨斗紙(のしがみ)をちゃんと貼りましょう!誰からもらったのか分からなくなってしまうので、もらった人があとあと困ってしまいます。
のし紙の上書きは御祝です。
名前のところには贈る人の名前を入れるので自分の名前を書きます。
まれに、名前のところに初子の赤ちゃんの名前を入れてしまう人がいるのですが、これは大間違いです!!恥ずかしいので注意してくださいね。
ご祝儀を持って行くタイミング
お祝いのお酒やジュースは、どのタイミングで持って行けばいいのか?
お友達や親戚ですと、町内の人たちがやってくれる初練りの前に自宅や公民館でのお食事会に呼ばれることが多いです。この夜のお食事会の時に持って行くのが一般的です。
初練りから参加する場合は、初練りが始まる前に持っていけば大丈夫です。
一番迷惑なタイミングが、初凧を揚げる会場の中田島公園に持っていくことです。凧揚げ会場でお祝いを渡してしまうと重い&邪魔でもらった方は超迷惑です。ぜったいに凧場にお祝いの品を持っていかないように注意してください。
もし昼間の初凧のみに参加するようでしたら、何も持っていかないほうがいいです。この場合は前日までにお祝いを贈っておくようにしてください。
お祭り上級者はお祭り当日にはお祝いの品は持っていきません!お祭り当日は初子のご家庭は時間に追われてバタバタしているので、ゆっくりお話しできないこともよくあります。なので、お祭り上級者は浜松まつり本番前日までにお祝いを贈っています。相手のことを考えたご祝儀を送るタイミングです。
こちらのページのアドバイス内容はあくまで祭すみたやの考えです。人によって考え方は異なりますので、参考意見程度にご利用ください。