年に一度のお祭り本番当日が雨ということもよくあります。雨だと足元がグチャグチャになって地下足袋を履いていると気持ち悪くなってしまいます。特にお祭りが開催される神社の境内などは舗装されていない場合が多いので、雨と泥でかなり不快な思いをする人も多いと思います。
この記事では雨の日のお祭りを少しでも快適に過ごせるように、効果的な足元の雨対策を紹介しています。雨の日に神社の境内で3タイプの防水地下足袋を使って実験してみました。
- 地下足袋に防水スプレー
- 農業用の防水地下足袋
- 土木作業用の防水地下足袋
どの方法が雨の日に一番快適に過ごせるのか、実験結果をご覧ください。
ちなみに、お祭り専用の防水地下足袋というものは残念ながら世の中に存在していませんのでご注意ください。
おすすめ防水地下足袋を動画で解説
いろいろな種類の防水地下足袋を神社の境内で履いて、どの防水地下足袋が一番快適なのかを実験する動画をご用意しました。ぜひ動画をご覧ください。
【実験1】地下足袋に防水スプレー
まず最初の実験では、靴用の防水スプレーをお祭り用の地下足袋に吹き付けて、雨の日に履いてみました。
靴用の防水スプレーですが、一番おすすめするのがアメダスという商品になります。いろいろなスプレーを試してみたのですが、この防水スプレーが一番よく水をはじきます。
使い方は簡単です。この防水スプレーをまんべんなく地下足袋に吹き付けてあげるだけです。防水スプレーを吹き付けたら、30分くらい乾かしてください。吹き付けた後、すぐに外に出て地下足袋を濡らしてしまうと効果がありませんので注意してください。
それでは、アメダスを使った場合の実験結果を発表します。
防水スプレーを付けた地下足袋を履いて雨の日に歩いてみたのですが、意外と水をはじきます!小雨の日にアスファルトの上を歩くだけでしたら、防水スプレーでも大丈夫です。
ただし、ぬかるんでいる場所や水たまりの中に長時間浸かっていると、じわじわ水が中にしみ込んできます。特に地下足袋の縫い目からは確実に水がしみ込んできます。
パラパラと降っている程度の雨でしたら、防水スプレーでもちゃんと水をはじきます。小雨の日にアスファルトの上しか歩かないようでしたら、地下足袋に防水スプレーを吹きかけるだけで大丈夫です。ただし、雨足が強い日や、水たまりがいっぱいある舗装されていない神社の境内を歩く人は防水スプレーだけだと厳しいです。
【実験2】農作業用の地下足袋
続いて実験したのが、トラクターシューズという地下足袋です。
農作業の田植えで使われる地下足袋なので、全体がゴムで作られています。ファスナーもしっかりとゴムでガードされているので、水が中に入ってくることはありません。
トラクターシューズを履いて、雨の日に水たまりの中に入ってみたりしたのですが、全く水は入ってきません。地下足袋の形をしたゴム長靴といった印象です。雨も完全にはじきます。これなら、どんな深いぬかるみや水たまりでも大丈夫です。田植えでも使われる地下足袋なので、防水性は完璧です。
ただし、農作業用の地下足袋なので、お祭りで使用するには見た目がかなりダサいです。粋ではありませんのでご注意ください。
田植えでも使用されるゴム長靴の地下足袋なので、防水性は完璧です。一切水が中に入ってくることはありません。神社の境内がどんなにグチャグチャになっていても、足が不快になることはないです。ただし、見た目がお祭りっぽくないので、コーディネートを気にする人には向いていません。
【実験3】土木作業用の地下足袋
最後に実験してみたのが、プロガードレインという地下足袋です。
プロガードレインは土木作業用の地下足袋なので、つま先が補強されている安全靴になっています。なので、雨の日に屋台や山車を引くようなお祭りでも安心です。
防水機能としては、下半分がゴムでコーティングされているので水を弾きます。ゴム部分以外は水がしみ込んでくるので注意が必要です。
プロガードレインを履いて、雨の日に水たまりの中に飛び込んでみました。ゴム部分は雨がどんなに強くても水をちゃんとはじきます。水たまりで神社の境内がぬかるんでいても地下足袋の中に水が入ってくることはありません。
ただし、プロガードレインはファスナー部分が防水仕様になっていません。なので、あまり深い水たまりやぬかるみに浸かってしまうと、ファスナーから水が入ってきてしまいます。ファスナーの下までの浅い水たまりなら大丈夫です。別に田植えをするわけではないので、お祭りではこのぐらいの防水性能でも十分です。
見た目はトラクターシューズよりは野暮ったくないのですが、プロガードレインもワーク用の地下足袋なので、お祭りで使用するにはちょっとダサいかもしれません。
プロガードレインは地下足袋で一番濡れやすいところが、ゴムでコーティングされているので、雨はちゃんとはじきますし、ちょっとした水たまりなら長時間浸かっていても大丈夫です。ただし、地下足袋の下半分しか防水機能がないので、深い水たまりやぬかるみに入ってしまうと、ファスナー部分から水がしみ込んできます。また、見た目もお祭りっぽくないので、コーディネートを気にする人には向いていないです。
実験のまとめ
雨の日の地下足袋の防水に関する実験はいかがでしたでしょうか?
最後に結果をまとめてみたいと思います。
防水スプレー | トラクターシューズ | プロガードレイン | |
防水性 | 小雨の日に舗装されている道路を歩くだけなら大丈夫。水たまりやぬかるみは水がしみ込んでくる。 | 深い水たまりやぬかるみに入っても大丈夫。強い雨の日も水が中に入ってこない。 | 浅い水たまりやぬかるみなら入っても大丈夫。ほどほどの雨の量なら水が中に入ってこない。 |
見た目 | いつも履いている地下足袋がそのまま使えるので、見た目はお祭りに最適。 | 見た目は長靴。ちょっと格好悪い。 | 見た目はちょっとワーク用の地下足袋っぽいが、お祭りでも使えるレベル。 |
こんな人におすすめ | 見た目にこだわる人は防水スプレーが一番おすすめ。小雨に濡れるくらいならちゃんと水をはじくので、ちょっとお祭りに出るだけの一般参加者向け。 | どんなに強い雨の日でも、お祭りに参加しないといけない役員向け。お神輿や屋台、山車を地面がグチャグチャになった神社の境内で出し入れしたり、作業したりする人におすすめ。 | 舗装されている道路しかないお祭りに参加する役員向け。つま先が補強されているので、地面が滑る雨の日でも安心して作業したい人におすすめ。 |
地下足袋の購入方法
店舗で購入
お祭りに最適な地下足袋は祭り用品専門店の祭すみたやで購入することができます。種類やサイズ、カラーバリエーションを豊富に取り揃えています。実際に地下足袋を試着することができますので、あなたにぴったりのサイズの地下足袋を選ぶことができます。サイズ選びに困ったら、祭すみたやのスタッフがお手伝いさせていただきますのでご安心ください。ちなみに、防水スプレーや農作業用・土木作業用の地下足袋は祭すみたやでは販売していませんので、お近くのワークショップでお買い求めください。
祭すみたや 助信駅前店
〒430-0911 静岡県浜松市中央区新津町14-1
電話 053-489-3398
メール info@sumitaya.co.jp
ネット通販で購入
お祭りに最適な地下足袋は祭すみたやのネットショップでも購入することができます。日本全国だけでなく世界中に地下足袋を配送しています。祭すみたや公式ネットショップなら交換手数料が無料なので、サイズが合わなかった場合でもサイズ交換することができます。安心してご購入ください。ただし、サイズ交換の場合、送料はお客様ご負担になりますのでご了承ください。