弓張提灯が燃えた時の火の消し方

弓張提灯が燃えた時の火の消し方

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中川 晋介

1947年創業の祭り用品専門店「祭すみたや」の3代目社長のおしんちゃんこと中川晋介です。お祭り用品の製造と販売をしています。一年中、日本全国のお祭りに参加する祭り好きです。実際にお祭りに参加して体験したお祭りノウハウを執筆しています。2015年一般社団法人イーコマース事業協会主催の第8回全国ネットショップグランプリでブランディング部門賞を受賞。ユーチューバー事務所FunMake所属クリエイター。

 

初心者さん
お祭りで盛り上がりすぎてしまい、弓張提灯が燃えてしまいました。どうやって消したらいいのか分からず、大炎上してしまいました。どうやって消せばよかったのでしょうか。
おしんちゃん
弓張提灯が燃えてしまうと、たいていの人は慌ててしまって、粋で吹き消そうとしたり、提灯を振って消そうとしたりしてしまいます。でも、そうすると逆に大炎上してしまいます。正しい火の消し方について解説しますね。

 

お祭りの時に手で持って使ったり、お神輿や屋台・山車の装飾として使用するのが弓張提灯です。弓張提灯の読み方は「ゆみはりちょうちん」です。この弓張提灯は、夜になると火のついたろうそくを中に入れて明かりを灯します。そうすると幻想的な雰囲気になるので、お祭りがより一層盛り上がります。

弓張提灯が燃えた時の火の消し方

 

弓張提灯は紙と木でできているので、間違った持ち方をしてしまったり、間違った飾り付けの仕方をしてしまうと、中のろうそくの火が弓張提灯に燃え移ってしまいます。火傷といった大怪我をするだけではなく、建物に燃え移ってしまうと火事になってしまい大惨事になることがあります。

弓張提灯の中に火のついたろうそくを入れた時は正しく取り扱う必要があります。そして、万が一、弓張提灯に火がついてしまった時は正しく消火する必要があります。

この記事では、弓張提灯が燃えてしまった時の正しい火の消し方について詳しく解説しています。

 

弓張提灯の消火方法を動画解説

弓張提灯の火の消し方について動画で分かりやすく解説しています。まずは動画をご覧ください。

 

ろうそくの正しい入れ方

まずは、弓張提灯の中にろうそくを入れて、正しく火をつける方法について解説します。

弓張提灯の一番上の部分に金具が付いているので、この金具を取り外してください。

弓張提灯が燃えた時の火の消し方

 

弓張提灯の紙の本体部分を折り畳んでください。

弓張提灯が燃えた時の火の消し方

 

弓張提灯の底にはろうそくを立てるための金具が付いています。

弓張提灯が燃えた時の火の消し方

 

この金具にろうそくをさしてあげてください。

弓張提灯が燃えた時の火の消し方

 

ろうそくが立ったら、ろうそくの先に火をつけてください。

弓張提灯が燃えた時の火の消し方

 

ろうそくに火がついたら弓張提灯の紙の本体部分を元の位置に戻してあげます。この時、火傷をしないように十分気を付けてください。

弓張提灯が燃えた時の火の消し方

 

上の金具を引っ掛けてあげて完了です。

弓張提灯が燃えた時の火の消し方

 

これで弓張提灯の中に火のついたろうそくを入れることができました。

弓張提灯が燃えた時の火の消し方

 

弓張提灯の正しい持ち方

続いて、火のついたろうそくを入れた時の弓張提灯の正しい持ち方について解説します。

弓張提灯を持つ時は弓の下の方を握ってください。

弓張提灯の紙の部分が地面に対して常に90度になっていることを意識して持ってください。

弓張提灯が燃えた時の火の消し方

横から見ても弓張提灯の紙の部分が常に地面に対して90度になるように持ってください。

弓張提灯が燃えた時の火の消し方

弓張提灯を上に持ち上げる際も、地面に対して90度の角度を保ったまま上にあげます。

弓張提灯が燃えた時の火の消し方

 

弓張提灯が地面に対して90度になっている限りはろうそくの火が弓張提灯に燃え移ってしまうことはありません。厳密に90度を保つという訳ではありませんが、90度を意識して持っていることが大切です。

お神輿や屋台や山車などに弓張提灯を飾る時も地面に対して90度の角度で飾り付けるようにしてください。

 

弓張提灯が燃えた時の火の消し方

弓張提灯にろうそくの火が燃え移ってしまうのは、たいていの場合、90度の角度が保たれていない時です。

特に、弓張提灯を持って歩いていると、お祭りの雰囲気でだんだん興奮してきて弓張提灯を寝かせてしまう人がいます。

弓張提灯が燃えた時の火の消し方

 

このように弓張提灯を寝かせた状態で持っていると、徐々にろうそくの火が弓張提灯に燃え移っていきます。特に油を引いてある弓張提灯は一瞬で燃え広がってしまうので、注意が必要です。

弓張提灯が燃えた時の火の消し方

 

間違った火の消し方

弓張提灯に火がついてしまうとだいたいの人は慌ててしまい、間違った火の消し方を反射的にしてしまいます。

一番多い、間違えた火の消し方が、フーフー息で吹き消そうとすることです。

弓張提灯が燃えた時の火の消し方

 

また、弓張提灯を左右上下に振って火を消そうとする人もいます。

弓張提灯が燃えた時の火の消し方

 

しかし、このような火の消し方をしてしまうと、弓張提灯の火に酸素が供給されてしまい大炎上してしまいます。

弓張提灯が燃えた時の火の消し方

 

ですので、弓張提灯が燃えてしまった時は息で吹き消そうとしたり、提灯を振って火を消そうとは絶対にしないようにしてください。

 

正しい火の消し方

弓張提灯にろうそくの火が燃えうつってしまい大炎上してしまった時はどのようにして火を消せばいいのか、正しいやり方を解説します。

まず、周りに人がいないか確認してから、弓張提灯を地面に落としてください。

弓張提灯が燃えた時の火の消し方 弓張提灯が燃えた時の火の消し方

 

そして足で踏んで消してください。弓張提灯を足で踏みつぶすようにして火を消します。

弓張提灯が燃えた時の火の消し方 弓張提灯が燃えた時の火の消し方

 

弓張提灯はボロボロに壊れてしまいますが、大惨事になるよりはいいと思います。火傷などの大怪我をしてしまったり、建物に燃え移って大火災になってしまうのに比べたら、弓張提灯は買い直せばいいだけですので、まだマシです。弓張提灯が炎上してしまった時は、弓張提灯は諦めてください。

弓張提灯に火が燃え移って炎上しているのを見かけた時は、必ず近くにいるお祭りの役員さんに言って、お祭りの運行を一度止めてもらうようにしてください。弓張提灯が炎上しているのにお神輿や屋台・山車が運行されたままだと非常に危険です。

一人で火を消そうとはせずに、周りの人たちみんなで消火活動にあたることが大切です。

年に一度の楽しいお祭り。事故や怪我がないように終わるのが一番大切なことです。

 

弓張提灯の購入方法

お祭りで使用する弓張提灯は祭り用品専門店の祭すみたやで注文することができます。無地の弓張提灯も販売しています。また、町会や神輿会などの名前を入れた、特注オーダーメイドの弓張提灯も祭すみたやに製作を依頼することができます。

弓張提灯の注文方法については別の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

オーダーメイド提灯

お祭り提灯の種類と注文方法

2018年12月6日

 

祭すみたや助信駅前店

祭すみたや 助信駅前店

〒430-0911 静岡県浜松市中央区新津町14-1
電話:053-489-3398
メール:info@sumitaya.co.jp

 

祭すみたやのお店に行くことができない人でも、祭すみたやのネットショップで特注オーダーメイドの弓張提灯を注文することができます。日本全国だけでなく、世界各国にオリジナルの弓張提灯を配送可能ですので、ぜひご利用ください。

 


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中川 晋介

1947年創業の祭り用品専門店「祭すみたや」の3代目社長のおしんちゃんこと中川晋介です。お祭り用品の製造と販売をしています。一年中、日本全国のお祭りに参加する祭り好きです。実際にお祭りに参加して体験したお祭りノウハウを執筆しています。2015年一般社団法人イーコマース事業協会主催の第8回全国ネットショップグランプリでブランディング部門賞を受賞。ユーチューバー事務所FunMake所属クリエイター。