藍染のお祭り用品はお祭りに参加する人にとって憧れの商品です。腹掛や股引に使用されている藍染生地は購入したばかりのころは黒い色素が残っているため黒っぽく見えます。年数をかけて洗っていくうちに、だんだん黒の色素が抜けていき藍(あい)本来の風合いがでてきます。
早く薄い色の藍染の風合いにしたくて、新品の状態から何度も何度も洗濯したり、洗剤や漂白剤を入れたりする人がいますが、間違えた洗濯方法は藍染の腹掛・股引・鯉口シャツを痛めるだけでなく、藍が化学変化を起こし、変な色の落ち方(紫色っぽくなってします)をしてしまいます。
この記事では藍染の腹掛(はらがけ)、股引(ももひき)、鯉口シャツ(肉襦袢)の正しい洗い方を解説しています。藍染の法被や半纏は洗い方が異なりますので、別の記事で詳しく解説しています。藍染の法被の洗い方については関連記事をご覧ください。
目次
藍染の祭り衣装の洗い方を動画で解説
藍染の腹掛、股引、鯉口シャツの正しい洗い方について動画で詳しく解説しています。まずは動画をご覧ください。
藍染お祭り衣装の正しい洗い方
購入したばかりの藍染の腹掛・股引・鯉口シャツはちょっと触っただけでも、手や体、下着が真っ青になってしまいます。ですので、必ず着る前に一度洗濯してください!洗濯は必ず下記の手順で行うようにしてください。
洗濯機に藍染製品のみを入れる
絶対に他の衣類(特に白い色の衣類)を一緒に入れないでください。全て真っ青に染まってしまいます。
新品の藍染の股引を洗うときはちょっとしたコツがあります。それは、股引を裏返しにして洗うことです。新品の股引には折りジワが付いているので、表向きのまま洗濯機で洗ってしまうと、洗濯槽に股引の折り目が当たってしまい、白い線が入ってしいます。
変な色落ちを防ぐためにも股引だけは必ず裏返しにしてから洗うようにしてください。新品の股引の洗い方については、別の記事でもさらに詳しく解説しています。ぜひ関連記事も合わせてご覧ください。
洗剤は入れずに「洗い→すすぎ」を2回やる
- 絶対に洗剤や漂白剤は入れないでください。
- 真水(お湯やお風呂の残り湯はダメ!)を利用してください。
- お酢は洗濯機が壊れるので入れないでください。
軽く「脱水」をしたあと陰干しする
藍の色落ちが気になる人は、洗いとすすぎをあと2~3回くりかえしてください。あまり洗いすぎると生地が傷んでボロボロになってしまうので、購入直後の洗いすぎにはご注意ください。どんなに洗っても1~2年は肌や衣類に藍が付きますのでご注意ください。時間とともに藍の染料が生地になじんでいきます。
藍染のお祭り衣装の購入方法
店舗で購入
お祭りで使用する藍染のお祭り衣装は祭り用品専門店の祭すみたやで購入することができます。着方や洗い方が分からない人には祭すみたやのスタッフが丁寧に説明させていただきます。試着もできますので、あなたにぴったりのサイズのお祭り衣装を選ぶことができます。ぜひご来店くださいね。
祭すみたや 助信駅前店
〒430-0911 静岡県浜松市中央区新津町14-1
電話:053-489-3398
メール:info@sumitaya.co.jp
※ 遠州鉄道 助信駅から徒歩1分
※ 大駐車場完備
ネット通販で購入
藍染のお祭り衣装は祭すみたやのネットショップでも購入することができます。祭すみたやのお店に行くことができない人でも、自宅やスマホから簡単にお祭り衣装を購入することができます。日本全国だけでなく、世界各国に配送が可能ですのでぜひご利用くださいね。