ゴム股引のサイズの選び方

ゴム股引のサイズの選び方

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1947年創業の祭り用品専門店「祭すみたや」の3代目社長のおしんちゃんこと中川晋介です。お祭り用品の製造と販売をしています。一年中、日本全国のお祭りに参加する祭り好きです。実際にお祭りに参加して体験したお祭りノウハウを執筆しています。2015年一般社団法人イーコマース事業協会主催の第8回全国ネットショップグランプリでブランディング部門賞を受賞。ユーチューバー事務所FunMake所属クリエイター。
初心者さん
はじめてゴム股引を購入するのですが、サイズの選び方が分かりません。どうやってサイズを選べばいいですか?
おしんちゃん
ゴム股引はお祭り衣装の中でもサイズの選び方が難しいアイテムの一つです。ゴム股引の正しいサイズ感やサイズ表の見方、サイズの選び方について解説しますね。

お祭り衣装の定番アイテムの股引ですが、特殊な形をしているので履くのがとても難しいです。そのため、最近ではゴムズボンタイプの股引のゴム股引を選ぶ人が増えています。

股引の読み方は「ももひき」や「またひき」、「またびき」です。地方によってはパッチ、猿股(さるまた)、木股(きまた)などとも呼ばれています。

ゴム股引

そんなゴム股引ですが、お祭り衣装の中でもサイズ選びが難しいアイテムなので、どのサイズを選んだらいいのか分からない人が多いのではないでしょうか。

そこで、この記事では

  • ゴム股引の正しいサイズ感
  • ゴム股引のサイズ表の見方
  • ゴム股引のサイズの選び方

について解説しています。

この記事を最後まで読んでいただければ、あなたにピッタリ合うサイズのゴム股引が購入できるようになります。

ゴム股引の履き方については別の記事で詳しく解説しています。履き方について知りたい場合は、関連記事をご覧ください。

ゴム股引の履き方

ゴムズボンタイプの股引【ゴム股引】の履き方

2022年8月17日

ゴム股引のサイズの選び方を動画で解説

ゴム股引の正しいサイズ感やサイズの選び方について動画で詳しく解説しています。まずは動画をご覧ください。

ゴム股引とは

ゴム股引とは、ゴムズボンのようにウエスト部分にゴムが入っている股引のことです。

ゴム股引

一般的なゴムズボンと違い、太ももからふくらはぎにかけて、ピタッと脚にフィットするように立体的な構造になっています。

ゴム股引

普通の股引ですが、下の画像のようにお尻の部分が割れていて、腰に長い紐がついているので、お祭り初心者さんですと、履くのがとっても難しいお祭り衣装です。

普通の股引
股引の履き方

股引の正しい履き方

2018年2月20日

普通の股引に比べて、ゴム股引はゴムズボンタイプになっているのでスポっと履くだけで簡単に着ることができます。

ゴム股引
ゴム股引
初心者さん
履きやすいのは分かるけど、ゴム股引って見た目がダサくない???
おしんちゃん
ダサいと思うでしょ・・・。でも、法被を着てしまうとゴム部分が隠れるので普通の股引を履いているのか、ゴム股引を履いているのか分からなくなるよ。

ゴム股引は見た目やシルエットはほとんど普通の股引と一緒です。特に太ももから下の部分は普通の股引とゴム股引は全く同じ形をしています。

ゴム股引のシルエット

ウエスト部分はゴムズボンのようにゴムになっているので、ちょっと見た目は野暮ったいかもしれません。

ゴム股引のウエスト部分

でも、法被を着るとウエスト部分が隠れるので、普通の股引を履いているのかゴム股引を履いているのか見た目はほとんど分からなくなってしまいます。

ゴム股引を履いて法被を着ると、普通のゴム股引を履いているのか区別がつかなくなる
おしんちゃん
ゴム股引は、普通の股引とは異なり、ウエスト部分がゴムになっているので、ゴムズボンのように簡単に履くことができます。見た目やシルエットは普通の股引とほとんど変わらないので、法被を着てしまえば見分けはつきません。だから、楽にお祭り衣装を着たい人はゴム股引がおすすめです!

ゴム股引の正しいサイズ感

ゴム股引のサイズの選び方について解説する前に、まずゴム股引の正しいサイズ感について解説します。

ゴム股引は普通の股引と同じようにピチピチに履くのが粋です。小さくてはちきれるんじゃないかっていうぐらいピチピチに履くのが粋な着こなしです。

ゴム股引はピチピチに履くのが正しいサイズ感

お尻や太もも、ふくらはぎはピタッと肌にくっついているのが正しいサイズ感です。

ゴム股引の正しいサイズ感

そして、ゴム股引の丈の長さは裾がくるぶしの上ぐらいになっているのが正しいサイズ感です。ちょっと丈が短くてツンツルテンかなっていうぐらいがちょうどいいサイズ感です。

ゴム股引の裾は短めが正しいサイズ感

ダボダボのサイズ感でゴム股引を履いていると、「野暮ったくて格好悪いな」と周りの人に思われてしまうので、絶対にやめましょう。

ダボダボにゴム股引を履くと野暮ったいのでやめましょう

普段履いている洋服のズボンはかかとぐらいまでの長さで履いている人が多いですが、この丈の長さでゴム股引を履くと野暮ったくなってしまうので注意してください。

ゴム股引は丈が長いと野暮ったくなってしまうので注意
初心者さん
なぜゴム股引はピチピチに履くのが粋なの?
おしんちゃん
その理由は江戸時代の歴史を紐解くと分かってくるよ!

股引の誕生は江戸時代までさかのぼります。江戸時代の大工さんや飛脚の人たちが履いていたズボンが股引の発祥です。

飛脚

江戸時代の文化といえばやせ我慢文化です!熱いお風呂に涼しい顔をして入っているのが格好よかったんです。

江戸時代のやせ我慢文化

股引もピチピチの小さいサイズを痛いのを我慢して履いているのが格好いいとされていました。「あんな小さい股引を涼しい顔して履いてやがる!あいつは江戸っ子だね!!」って思われるのが粋でした。その文化を引き継いでいるのがお祭り衣装の股引なんです。

江戸っ子のやせ我慢文化

そんなわけで、ゴム股引はダボダボにゆるく履いて楽しているよりは、ピチピチにきついサイズを我慢して履いているのが正しいサイズ感になります。

おしんちゃん
ゴム股引は肌に密着するようにピチピチに履くのが粋な着こなしです。ブカブカのサイズ感で履いていると、野暮ったい印象を与えてしまいます。お尻、太もも、ふくらはぎが肌にぴったりとくっつき、裾はくるぶしの少し上あたりまでのちょっと短めがゴム股引の正しいサイズ感です。

 

サイズ表の見方

ゴム股引のサイズ表の見方について解説します。まずはゴム股引のサイズ表をご覧ください。

ゴム股引のサイズ表
初心者さん
ゴム股引のサイズ表を見ているんだけど、大細とか中フトとか見たことのないサイズだらけでよく分からないんだけど・・・。
おしんちゃん
ゴム股引のサイズ表は一見難しそうに見えるけど、実は簡単な法則があります!サイズ表の見方について解説するね。

小サイズや中サイズ、大サイズはなんとなくイメージできると思いますが、大フトや巾広、小細といったサイズは見慣れないので、どんなサイズなのか分からない人も多いのではないでしょうか。

たくさんサイズがあるように見えますが、実は股引の基本サイズは5サイズのみです。

  • 小サイズ 
  • 中サイズ
  • 大サイズ
  • 特大サイズ
  • 巾広(はばひろ)サイズ
ゴム股引の基本サイズ

普通の洋服でいうと下記のサイズと同じ意味になります。

  • 小サイズ = Sサイズ
  • 中サイズ = Mサイズ
  • 大サイズ = Lサイズ
  • 特大サイズ = LLサイズ
ゴム股引のサイズ
初心者さん
巾広は普通の洋服ではどのサイズのことなの?
おしんちゃん
巾広はお祭り衣装にしかない特有のサイズです。どのようなサイズなのか解説するね。

巾広サイズは普通の洋服のサイズには無いのですが、お祭り衣装ではよく登場するサイズになります。巾広サイズは特大サイズの1個上のサイズという意味ではありません。

巾広のサイズについて

巾広サイズはその昔は肥満サイズと呼ばれていました。その名の通り、肥満体型の太っている人向けのサイズになります。巾広は背が小さくて太っている人向けのサイズです。背の高い人向けのサイズではありませんのでご注意ください。

巾広は肥満体型の人向けのサイズ

話をサイズ表の見方に戻しますね。

基本の5サイズに対してどのぐらい太さが太かったり、細かったり、丈の長さが長かったりするのかによって小フトや中細、大丈長などのサイズがあります。

つまりゴム股引のサイズは、基本サイズ+基本サイズの調整分の組み合わせでサイズ表記されています。

股引 サイズ表の見方

ゴム股引の場合、基本サイズの調整分は全部で4つのタイプがあります。

その4つのタイプには下記のものがあります。

  • 極細(ごくぼそ)
  • 細(ほそ)
  • フト(ふと)
  • 丈長(たけなが)
サイズの調整分

極細がついているサイズは基本のサイズよりもかなり細いという意味を表しています。

がついているサイズは基本のサイズよりもちょっとだけ細いという意味を表しています。

フトがついているサイズは基本のサイズよりも太目という意味を表しています。

丈長がついているサイズは基本のサイズよりも丈が長いという意味です。足が長い人向けのサイズです。

初心者さん
基本のサイズよりも丈が長いっていうのは分かるんだけど、細いとか太いとかはどこの部分が細かったり、太かったりするの?
おしんちゃん
これはね、脚の全体の太さのことを表しています。太ももやふくらはぎ、そして足首周りといった部分が太かったり細かったりするんです。
初心者さん
ということは、太ももフト・ふくらはぎ細なんていうサイズもあるのかな?
おしんちゃん
そういったサイズは無いんですよ~。全体的に太いか全体的に細いかというサイズ展開になります。

具体的なサイズで説明すると、小極細というサイズは基本となる小よりも脚周り全体的にかなり細いという意味になります。中細は基本となる中サイズよりも脚周りが全体的に細いという意味になります。大フトは基本となる大サイズよりも脚周りが全体的に太目という意味になります。そして、特大丈長(特長)は基本となる特大サイズよりも丈の長さが長いという意味になります。

おしんちゃん
サイズがたくさんあるゴム股引ですが、基本的なサイズは全部で5サイズだけです。その5サイズとは小・中・大・特大・巾広です。この基本となるサイズに調整分を組み合わせたものがゴム股引のサイズです。サイズの調整分には極細・細・フト・丈長の4種類があります。

サイズの選び方

ゴム股引のサイズの選び方は基本的に、身長と太ももの周囲の長さを測り、サイズ表と照らし合わせることで自分のサイズが分かるようになっています。

自分の身長は分かっていると思うので、太ももの周囲の長さの測り方を解説します。

太ももの周囲の長さは股間の付け根から5cm下の部分をメジャーで測ってください。

おしんちゃん
ちなみにおしんちゃんの場合は

・身長が173cm
・太もも周りの太さが55cm

になります。

これをサイズ表に照らし合わせてみると、特大サイズがおしんちゃんの対象となるサイズっていうことが分かります。

おしんちゃん
サイズ表に自分の身長と太もも周りの周囲の長さを照らし合わせることで、簡単に自分の対象となるゴム股引のサイズが分かるようになっています。

ただし・・・。

ここからがゴム股引のサイズの選び方で一番難しいところなのですが、特大サイズのゴム股引をおしんちゃんが履くと、かなり大きいです・・・。

下の写真が実際におしんちゃんが特大サイズのゴム股引を履いているところになります。

脚周りの生地はダボダボで、丈の長さもくるぶしが隠れるくらい長いです。これではゴム股引のサイズが大きく、粋に履きこなせていません。

なので、おしんちゃんは実際は中サイズのゴム股引を履いています。

下の写真が実際におしんちゃんが中サイズのゴム股引を履いているところになります。

脚周りの生地がピタッと肌にくっついていて、丈の長さもくるぶしの上くらいまでなので、ちょうどいいサイズ感で履けています。

初心者さん
あれれ??

でも、中サイズって身長が155cm~162cm、太もも廻りの太さが48cm~52cmの体型の人向きのサイズじゃないの???

おしんちゃん
そ・・・そうなんですよね・・・(汗
初心者さん
あれ!?

これってまさか・・・。

おしんちゃんの足が短いってことなのかな???

おしんちゃん
バレちゃいましたね(涙

おしんちゃんの場合、特大サイズを履く人の身長からすると足が短くて、中サイズを履く人ぐらいの身長の足の長さしかないんです。

実際にはゴム股引のサイズを選ぶ時は、身長や太もも廻りの周囲の長さだけでなく、股下の長さや、ふくらはぎ、足首廻りの太さも関係してくるので、サイズ表からだけではサイズ選びがとっても難しいです。

なので、近くにお祭り用品店がある人はサイズ表からサイズを選ぶのではなく、実際にお店に行って、試着することをおすすめします!

近くにお祭り用品店が無くて、試着することが難しい人は、サイズ表の対象サイズよりもワンサイズ下のサイズを選ぶようにしてください。

サイズ表の対象サイズよりもゴム股引はちょっとゆとりがあるように作られているので、ワンサイズ小さめのサイズを選ぶことでピチピチに履くことができます。

おしんちゃん
ネット通販でゴム股引のサイズを選ぶ時は、サイズ表の対象となるサイズよりもワンサイズ小さいサイズを選ぶことがポイントです!

近くにお祭り用品店がある人は、実際に試着してサイズを選ぶことをおすすめします!

また、祭り用品専門店の祭すみたやで取り扱っているゴム股引なら、実寸サイズ表がネットショップに掲載されています。

実寸サイズ表には、太もも周り寸法だけではなく、ウエスト、お尻、ふくらはぎ、足首、総丈、そして股下の長さも記載されています。

この実寸サイズ表と自分が持っているズボンを比較することで、ネット通販でもぴったりのサイズのゴム股引を選ぶことができます。

おしんちゃん
ゴム股引は身長と太もも廻りの太さをサイズ表に照らし合わせるだけでサイズを選ぶことができます。

ただし、サイズ表よりも実際のゴム股引は若干ゆとりをもって作られているため、自分の対象サイズよりもワンサイズ小さ目のサイズを選ぶことがポイントです。

身長や太もも廻りの寸法だけでなく、股下やふくらはぎ、足首廻りの寸法もサイズ選びには関わってくるので、近くにお祭り用品店がある人は、実際にお店に行って試着してサイズを選ぶことをおすすめします。

ゴム股引を売っているお店

店舗で購入

お祭りで使用するゴム股引は祭り用品専門店の祭すみたやで購入することができます。お店でしたら試着することができるので、ぴったりのサイズのゴム股引を選ぶことができます。また、ゴム股引の正しいサイズ感や着方が分からない場合は、祭すみたやのスタッフがアドバイスさせていただきます。ゴム股引をどうやって選んだらいいのか分からない方は、ぜひ祭すみたやのお店にご来店ください。

祭すみたや 助信駅前店

祭すみたや 助信駅前店

〒430-0911
静岡県浜松市中央区新津町14-1
電話 053-489-3398
メール info@sumitaya.co.jp

ネット通販で購入

ゴム股引は祭すみたやのネットショップでも購入することができます。お店に行くことができない人でも、パソコンやスマホから簡単にゴム股引を注文することができます。もし購入後にサイズが合わなかった場合でも返品が可能です。また、サイズ選びに関する相談も受け付けていますので、ぜひ祭すみたやのネットショップをご利用ください。

祭すみたや ネットショップ ネット通販

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