お祭りに参加する時に履く履物の定番の地下足袋ですが、祭塾に「地下足袋は素足で履けばいいの?」というお問い合わせがよくあります。そこで、この記事では地下足袋を履く時に素足で履いた場合と靴下ソックスを履いた場合で履き心地に違いが出るのか比較をしてみたいと思います。
地下足袋の正しい履き方については別の動画で詳しく解説しています。地下足袋の履き方について知りたい人は関連記事をご覧ください。
靴下が必要か動画で検証
地下足袋を履く時に靴下ソックスも履いた方がいいのか動画で検証してみました。まずは動画をご覧ください。
素足で地下足袋を履く場合
まずは、地下足袋を素足で履いた場合の検証結果をご報告します。
素足の状態で地下足袋を履いて30分ぐらい歩きまわってみました。
素足の状態で地下足袋を履いた状態ですと、地下足袋の中がムレムレに蒸れてしまいました。素足の状態で地下足袋を履いていると、足の裏の汗が地下足袋の底とこすり合わさってヌメヌメになってしまい、履き心地がとっても気持ち悪いです。
皆さんが履いているスニーカーですと、表地がメッシュ素材でできているので、靴の中の湿気をうまく外に逃がしてくれます。しかし、地下足袋の表地は厚手の綿の素材でできているので、湿気を外に逃がしてくれません。そのため、素足の状態で地方足袋を履いていると地下足袋の中がムレムレになってしまいます。
靴下を履いて地下足袋を履く場合
続いて、地下足袋を履く時に靴下ソックスを履いた場合の検証結果をご報告します。
ちなみに、地下足袋を履く時の靴下ソックスですが、親指のところが分かれていればどんな靴下ソックスでも大丈夫です。五本指に分かれている靴下ソックスを使っても大丈夫です。
もし家に親指が分かれているものや5本指に分かれているものがあるようでしたら、わざわざ地下足袋用に購入しなくても大丈夫です。
今回の検証では地下足袋の大手メーカー「丸五」から発売されている、地下足袋専用の靴下ソックスを使用します。丸五の靴下ソックスですが、親指が分かれているのはもちろん、一番の特徴は靴下ソックスの底に滑り止めが付いています。足が地下足袋の中で滑りにくいので足の踏ん張りが効きやすい靴下ソックスです。
地下足袋専用の靴下ソックスを履いた状態で地下足袋を履いて、30分ぐらい歩きまわってみました。
結果は、多少は蒸れているのですが、素足の状態よりも足が蒸れないです。いい感じに足の湿気を靴下ソックスが吸収してくれるので、履き心地が快適です。
地下足袋専用の靴下ソックスの底には滑り止めが付いているのですが、この滑り止めがなかなかいい働きをしていて、地下足袋の中で足が動かないのでとっても楽に歩くことができました。
靴下が不要な場合
この記事の検証結果ですが、「お祭りに参加する時に地下足袋を履く時は靴下ソックスを履くことをおすすめします」というアドバイスになります。
植木屋さんや林業、土木工事などの職人さんが地下足袋を履く時は、足の裏でがっちり地面や木をホールドする必要があるので、素足で地下足袋を履いた方がいい場合もあります。
また、お祭りによっては、屋台や山車の上にのぼって、屋根の上で動きまわるような役割をする人もいると思います。そういった人ですと、素足のまま地下足袋を履いた方がいい場合もあります。
お祭りに参加する時に靴下ソックスを履いた方がいいのか不安な方は、参加するお祭りの役員さんに必ず確認するようにしてください。
地下足袋専用靴下の購入方法
店舗で購入
お祭り専用の靴下ソックスは祭り用品専門店の祭すみたやで購入することができます。試着用の靴下ソックスもありますので、ぜひ素足で地下足袋を履く場合と、靴下ソックスを履いて地下足袋を履く場合で履き心地を比べてみてください。
祭すみたや 助信駅前店
〒430-0911 静岡県浜松市中央区新津町14-1
電話:053-489-3398
メール:info@sumitaya.co.jp
※ 遠州鉄道 助信駅から徒歩1分
※ 大駐車場完備
ネット通販で購入
お祭り用の靴下ソックスは祭すみたやのネットショップでも購入することができます。祭すみたやのお店に行くことができない人でも、自宅やスマホから簡単に靴下ソックスを購入することができます。日本全国だけでなく、世界各国に靴下ソックスの配送が可能ですのでぜひご利用くださいね。