お祭り衣装の定番アイテムといえば股引です。股引の読み方は「ももひき」や「またひき」です。地方によっては、パッチや猿股、木股などとも呼ばれます。
股引ですが、形が特殊なので、どちらが前でどちらが後ろなのか分からない人も多いと思います。
実際、祭り用品専門店の祭すみたやのお店にご来店されて、人生で初めて股引を試着をするお客様から必ず聞かれるのが、股引ってどっちが前なの?という質問です。
というわけで、この記事では股引の正しい向きについて解説します。股引の向きを見分けるためにはいくつかポイントがあります。簡単に股引の前後が分かる方法について説明しますね。
目次
股引の正しい向きを動画で解説
股引の正しい向きについて動画で分かりやすく解説しています。まずは動画をぜひご覧ください。
普通の股引の正しい向き
股引ですが、大きく分けて2種類あります。昔からある腰ひもが付いている普通の股引と、ゴムズボンタイプのゴム股引です。
まず、腰ひもが付いている普通の股引の正しい向きについて解説します。
股部分の生地がつながっている方が前
股引は前後で形が全く異なります。
股引の股(また)の部分の生地がつながっている方が前側になります。
そして、股引の後ろ側ですが、生地が分かれている方がお尻側になります。
メーカータグが付いている方が前
この他にも、股引の向きを見分ける方法があります。
ほとんどのメーカーから発売されている股引には、お腹の部分にブランド名が書かれているメーカータグが付いています。
このメーカータグが付いている方が前側になります。お祭り初心者さんには、この見分け方が一番分かりやすいです。
ふくらはぎ部分の生地が縫ってある方が後ろ
もうひとつ、股引の向きの見分け方があります。
股引は、足にぴったりフィットするように立体裁断になっています。
股引のふくらはぎ部分はふくらんだ形になっています。
股引をよく見てみると、ふくらはぎ部分は生地が縫い合わさって立体裁断になっています。
このふくらはぎ部分の生地が縫い合わさっている方が後ろ側になります。
ちなみに、普通の股引の正しい履き方については、別の記事で詳しく解説しています。股引の履き方が分からない人は、ぜひ関連記事をご覧ください。
ゴム股引の正しい向き
続いて、ゴムズボンタイプの股引であるゴム股引の正しい向きについて解説します。ゴム股引は、ふだん皆さんが履かれているゴムズボンのように簡単に履くことができる股引です。
ゴム股引のお尻部分は、普通の股引のように生地が分かれていません。
後ろも前も同じ形をしているので、どっちが前で、どっちが後ろなのか、見た目ではなかなか見分けることができません。というわけで、ゴム股引の前後を見分ける方法について解説します。
ウエストのひもが出ている方が前
ゴム股引のウエスト部分にはひもが入っています。
この2本のひもが出ている方が前側になります。
ふくらはぎ部分の生地が縫ってある方が後ろ
もうひとつ、ゴム股引の正しい向きの見分け方があります。
腰ひもが付いている普通の股引と同じように、ゴム股引も立体裁断になっています。ゴム股引も足にぴったりフィットするように作られています。
ゴム股引の場合もふくらはぎ部分を見てみると、生地が縫い合わさって立体裁断になっていることが分かると思います。
ふくらはぎ部分の生地が縫い合わさっている方が後ろ側になります。
まとめ
この記事では、股引ってどっちが前なの?というご質問にお答えさせていただきました。
股引の正しい向きは分かりましたでしょうか?
股引は前後を逆にしても履こうと思えば履けちゃいます。でも、お祭り会場で股引を逆向きに履いていると、とっても恥ずかしい思いをしてしまいます。
この記事を参考にして、正しい向きで股引を履くようにしてくださいね。
股引を売っているお店
店舗で購入
お祭りで使用する股引やゴム股引は祭り用品専門店の祭すみたやで購入することができます。種類やサイズを豊富に取り揃えています。店舗でしたら、実際に試着してぴったりのサイズの股引を選ぶことができます。股引の選び方や着方が分からない方には祭すみたやのスタッフが分かりやすく説明させていただきます。
祭すみたや 助信駅前店
〒430-0911 静岡県浜松市中央区新津町14-1
電話 053-489-3398
メール info@sumitaya.co.jp
ネット通販で購入
股引やゴム股引は祭すみたやのネットショップでも購入することができます。近所にお祭り用品店が無い方や忙しくてお店に行くことができない方は、ぜひ祭すみたやのネットショップをご利用ください。日本全国はもちろん、世界中に股引を配送可能です。