注染(ちゅうせん)という技法で染めた生地は、その制作の過程で、どうしても染めムラが出てしまいます。そのため、注染の生地で作った、手ぬぐい、鯉口シャツ、股引などは染めムラがある場合があります。染めムラが全く無い注染の生地はたぶん偽物です!というくらい必ず染めムラがあります。
なぜ染めムラが出てしまうのかと言いますと、注染は何重にも重ねた生地に液体の染料を流し込むことで生地を染めます。その過程で染料が生地ににじんでいってしまいます。これが、日本の伝統技法の注染の味となります。
現代技術の染色は機械を使ってプリントで行っているので、染めムラもなく、すべての生地の柄が全く同じです。なので、初めて注染の製品を見ると、「不良品では!?」とびっくりする人が多いのですが、注染の製品の正常な状態になります。
注染は機械ではできません。日本の職人さんが一枚一枚、手作業で染めています。そのため、機械製品と違って、生地ひとつひとつに個性があります。その日の天気や湿度、職人さんの体調によって、生地の柄や色が変化します。
どうか、不良品だと決め付けずに、日本の伝統技法の「注染」の味、そして職人さんの個性をお楽しみください。
製品のパッケージにも染めムラについて注釈があります。もし、染めムラが嫌だという人は、絶対に注染の製品は購入しないことをオススメします。プリント技術で染めた製品を購入してくださいね。
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