角笠(つのがさ)のかぶり方

角笠のかぶり方

ABOUTこの記事をかいた人

中川 晋介

1947年創業の祭り用品専門店「祭すみたや」の3代目社長のおしんちゃんこと中川晋介です。お祭り用品の製造と販売をしています。一年中、日本全国のお祭りに参加する祭り好きです。実際にお祭りに参加して体験したお祭りノウハウを執筆しています。2015年一般社団法人イーコマース事業協会主催の第8回全国ネットショップグランプリでブランディング部門賞を受賞。ユーチューバー事務所FunMake所属クリエイター。

 

初心者さん
角笠を購入したのですが、かぶり方がさっぱり分かりません。
おしんちゃん
角笠はあご紐を結ぶ必要があるので、一見かぶり方が難しそうに見えますよね。角笠の正しいかぶり方について解説しますね。

 

お祭りで使用される笠に角笠があります。角笠の読み方は「つのがさ」です。江戸時代のお侍さんが旅をする時に使っていた笠です。お祭りでは日よけや雨除けとして利用しています。角笠はあご紐と後頭部の紐でしっかり頭に固定するので激しく動いても角笠が取れにくいです。動きの激しいお祭りで笠を使いたい時は角笠がおすすめです。

角笠のかぶり方

角笠は丸輪(まるわ)と呼ばれる台座を取り付けて頭にかぶります。また紐をあごに結び付けるので一見かぶり方が難しそうに見えるので、どうやってかぶったらいいのか分からない人も多いと思います。この記事では角笠の正しいかぶり方について動画と写真で分かりやすく解説しています。

 

角笠のかぶり方を動画で解説

角笠のかぶり方について動画で分かりやすく解説しています。まずは動画をご覧ください。

 

角笠の正しいかぶり方

角笠をかぶるのに必要なもの

角笠は単体では頭にかぶることができません。角笠本体のほかに丸輪が必要になります。丸輪は地方によっては頭台やまんじゅうとも呼ばれます。そして、あご紐と後頭部を支える紐の2本の紐が必要になります。そして、丸輪を角笠に取り付けるために結束バンドが4本必要です。

  • 角笠
  • 丸輪
  • 2本の紐(あご紐と後頭部紐)
  • 4本の結束バンド
角笠

角笠本体

丸輪・あご紐・後頭部紐・結束バンド

角笠は祭り用品専門店の祭すみたやで購入することができます。角笠をかぶるのに必要なものがすべてセットになっていますので、安心して購入することができます。ネット通販でも販売していますので、角笠が欲しい人はぜひご利用ください。

 

 

角笠の組み立て方

角笠をかぶる前に丸輪や紐を組み立てる必要があります。まず組み立て方から解説してみたいと思います。

(1)丸輪の裏と表を確認してください。結び目がついている方が裏側になります。

角笠の組み立て方

 

結び目が頭に当たると痛くなってしまうので、結び目のある裏側が角笠本体側になるように取り付けます。

角笠の組み立て方

 

(2)後頭部の紐を取り付けます。完成すると下の写真のような感じになります。

角笠の組み立て方

 

角笠を購入した時に付属している短い方の紐を丸輪のわら紐に結び付けます。まず、わら紐の下から後頭部紐を通してください。

角笠の組み立て方

 

後頭部紐の両端を交差させたら、一方の紐の端を一番下にくぐらせてください。

角笠の組み立て方

 

縦結びになってしまわないように注意しながら、両端を結びます。

角笠の組み立て方

 

後頭部紐の長さはかぶってから調整するので、ここでは仮結びしておきます。

角笠の組み立て方

 

(3)丸輪と角笠を結束バンドを使って固定していきます。丸輪の裏側(結び目がある方)が角笠本体側になるように置きます。

角笠の組み立て方

 

丸輪と角笠の骨に結束バンドを通してください。ここではまだ仮止めの状態でいいので、きつく締め付けないようにしてください。

角笠の組み立て方

 

1本目と同じ要領で残りの3本の結束バンドも仮止めしていきます。結束バンドの間隔がちょうど4等分になるようにしてください。

角笠の組み立て方

 

丸輪の中心と角笠の中心が同じ位置になるように、かつ丸輪が角笠のふちと平行になるように注意しながら結束バンドを締め付けていってください。あまりきつく締め付ける必要はありません。力を入れると結束バンドが動くくらいの締め付け具合がちょうどいいです。

角笠の組み立て方

 

結束バンドを締め付けたら、余った部分をハサミやニッパーなどで切ってください。

角笠の組み立て方

 

結束バンドの結合部分は頭に当たると痛いので、頭に当たらない位置にずらしてください。

角笠の組み立て方

 

これで角笠と丸輪が固定されました。

角笠の組み立て方

 

(4)あご紐を丸輪のわら紐に取り付けます。あご紐を半分に曲げます。どちらか一方が長くなるように曲げてください。

角笠の組み立て方

 

わら紐にあご紐を通してください。わら紐のどちらか一方に通してもらえば大丈夫です。左右どちらでも構いません。

角笠の組み立て方 角笠の組み立て方 角笠の組み立て方 角笠の組み立て方

 

これで組み立ては完了です。

角笠の組み立て方

 

角笠のかぶり方

それでは角笠を頭にかぶる方法について解説します。

(1)角笠を頭の上にのせます。後頭部紐が後ろにくるようにのせてください。

角笠のかぶり方 角笠のかぶり方

 

(2)あご紐をあごに結び付けます。長い方の紐を反対側のわら紐に通してください。

角笠のかぶり方 角笠のかぶり方

 

両方の紐の先端を唇の下で蝶々結びしてください。もし紐が長く余ってしまうようでしたら、ちょうどいい長さにハサミで切ってください。

角笠のかぶり方 角笠のかぶり方

 

唇の下に結び目があると、違和感があってしゃべりつらい人もいるかと思います。そんな時は、あごの下で蝶々結びしても大丈夫です。まず長い方の紐を唇の下を通るようにした後、あごの下で蝶々結びしてください。

角笠のかぶり方 角笠のかぶり方

 

(3)最後に後頭部紐の位置を調整してください。後頭部と首の間のへこんでいるところがちょうどいい位置です。

角笠のかぶり方

 

(4)完成です。

角笠のかぶり方

前から見たところ

角笠のかぶり方

後ろから見たところ

角笠の購入方法

店舗で購入

お祭りで使用する角笠は祭り用品専門店の祭すみたやで購入することができます。実物を手に取って確認することができます。また試着することもできますので、ぴったりのサイズの角笠を選ぶことができます。かぶり方が分からない人にはスタッフが説明させていただきますので、安心してご購入いただけます。

祭すみたや 助信駅前店

祭すみたや 助信駅前店

〒430-0911 静岡県浜松市中央区新津町14-1
電話 053-489-3398
メール info@sumitaya.co.jp

 

ネット通販で購入

角笠は祭すみたやのネット通販でも購入することができます。お店に行くことができない人でもパソコンやスマホから気軽にご購入いただけます。日本全国に配送していますので、ぜひご利用ください。

祭すみたや ネット通販

 

 

 


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中川 晋介

1947年創業の祭り用品専門店「祭すみたや」の3代目社長のおしんちゃんこと中川晋介です。お祭り用品の製造と販売をしています。一年中、日本全国のお祭りに参加する祭り好きです。実際にお祭りに参加して体験したお祭りノウハウを執筆しています。2015年一般社団法人イーコマース事業協会主催の第8回全国ネットショップグランプリでブランディング部門賞を受賞。ユーチューバー事務所FunMake所属クリエイター。