毎年、5月3日~5日のゴールデンウィークに静岡県浜松市で開催されるお祭りが浜松まつりです。浜松市民が何十万人も参加する、日本でも規模の大きいお祭りです。昼間は子供の誕生をお祝いして大凧を揚げます。夜は豪華絢爛な屋台の引き廻しや、ラッパの音とともに激練りで町中を練り歩きます。
浜松まつりに参加するのに必ず必要になる3つのアイテムがあります。
- 練り提灯
- 町内法被
- ワッペン
このページでは浜松まつりに参加する時に必要なワッペンについて詳しく解説しています。どこで購入するのか?ワッペン代はいくらなのか?どこに付けるのか?について説明しています。
目次
浜松まつりのワッペンの解説動画
浜松まつりのワッペンについて動画にまとめましたので是非ご覧ください。特にワッペンの取り付け方は写真より動画の方が分かりやすいと思います。
1:49 ワッペンを縫い付ける方法
3:41 ワッペンシールの使い方
5:33 ワッペンシールのはがし方
浜松まつりのワッペンに関する知識
浜松まつりのワッペンとは?
ワッペンは浜松まつりの運営団体である「浜松まつり組織委員会」が発行している公式な参加証になります。浜松まつりに参加している各町内が好き勝手に作っているわけではなく、ちゃんと浜松まつり組織委員会からワッペンを仕入れて、町民に販売しています。
ワッペンは浜松まつりの正式な参加者であるという証なので、町内の法被の見えやすい位置に必ず取り付けておく必要があります。ワッペンのついた法被を着用していないと、昼間の凧揚げはもちろん、夜の御殿屋台の引き廻しや練りに参加することができませんのでご注意ください。
浜松まつりのワッペンは年ごとに色が変わります。そのため、去年のワッペンを付けて今年のお祭りに参加しようとしても、すぐにバレてしまいます。町内法被や練り提灯は一度購入してしまえば毎年使用できますが、ワッペンだけは毎年購入する必要があります。
ワッペンには
- 町名
- 年度
- 番号
が記載されています。
番号は浜松まつりの参加者名簿と紐づいていて、厳重に管理されています。もし喧嘩やトラブルがあった場合は、ワッペンの町名と番号を警察やお祭りの役員に控えられているので、すぐに身元がバレてしまいます。家族や身元の保証人になってくれた人に甚大な迷惑がかかりますので、お祭り期間中は警察のお世話にならないように気をつけましょうね。
浜松まつりのワッペンの購入方法
ワッペンは会所(かいしょ)と呼ばれる各町内のお祭りの本部で販売されています。通常は、町内にある公民館や神社の社務所が会所になっていることが多いです。
購入方法については、回覧板で事前に申し込む必要のある町内もあれば、会所で好きな時に購入できる町内もあります。また、町民以外の人にはワッペンを販売していない町内もあれば、町民ではなくても誰でもワッペンを購入できる町内もあります。
購入方法については各町内でやり方がバラバラですので、参加したい町内のお祭りの役員さんに購入方法を確認してみてください。
浜松まつりのワッペンの金額
ワッペンの金額についても統一されているわけではなく、各町内ごとに異なります。だいたい3,000円~8,000円くらいが相場のようです。ワッペン代についても、参加したい町内のお祭りの役員さんにご確認ください。
ワッペンさえ購入してしまえば、浜松まつり期間中はお酒、お菓子、ジュース、お料理をたくさんいただけます。また、凧揚げに参加したり、練りに参加したりと3日間朝から深夜まで思う存分楽しめます。傷害保険もワッペン代に含まれている町内もありますので、ゴールデンウィークに家族で旅行に行くことに比べてみれば大変リーズナブルではないでしょうか。
ワッペンの付け方
ワッペンは町内の法被の分かりやすいところに必ず貼り付けておく必要があります。一般的には法被の左腕部分につけることが多いです。たまに法被の右腕部分に付けている町内もありますので、どちらの腕に付けたらいいのか分からない場合は、参加する町内の役員さんに確認してください。
ワッペンを法被に付けるときは、縫い付ける方法とワッペンシールを使う方法の2種類があります。それぞれのやり方について解説していきます。
ワッペンを縫い付ける方法
【1】ワッペンはそのままの状態ですと周りの余白部分が多いので、余白部分を内側へ折ります。4辺とも折ってください。
アイロンを使うときれいに折り目が付くので、出来上がりがキレイです。
これでワッペンの準備が完了です。
【2】ワッペンを町内法被の左腕部分に置きます。
ワッペンがずれないようにマチ針で仮止めしてください。
【3】針と糸でワッペンの4辺を「まつり縫い」で縫い付けていきます。
お祭りが終わったら、ワッペンは取り外してしまうので、1cmくらいの間隔でざっくり縫っていけば大丈夫です。あまり細かく縫うと時間もかかりますし、取り外す時に大変ですので大まかに縫いましょう!!
【4】4辺が縫い終わったら、マチ針を外して完成です。
針と糸を使って縫い付ける方法は、ワッペンが外れないので、激しい動きをする人にオススメです。ただし、時間がかかるので家族全員分となると結構大変です。そこでオススメなのが、次に紹介するワッペンシールを使う方法です。
ワッペンシールの使い方
浜松まつりのワッペンを法被に取り付けるための専用の両面シールがあります!!その名もペタンコシールという商品名のシールです。布用の強力な両面粘着テープでして、普通にお祭りに参加する分にはワッペンは外れません。しかも、両面テープで貼り付けるだけなので、簡単にワッペンを法被に付けることができます。
祭すみたや 助信駅前店
〒430-0911
静岡県浜松市中央区新津町14-1
電話:053-489-3398
【1】ワッペンシールの文字が書いてある方の剥離紙をはがします。
【2】ワッペンを上から貼り付けます。
上から手の平で押さつけ、しっかり貼ってください。
ここでワッペンにシワが付いてしまうと、完成した状態でもシワが付いたままになってしまいます。シワが付かないように慎重にワッペンとシールを貼り合わせてください。
【3】ワッペンの枠線の1mm~2mmほど外側をハサミで切り取ります。
4辺ともハサミで切り落としてください。
これでワッペンの準備が完了です。
【4】裏の剥離紙をはがします。
【5】シワがつかないように気を付けながら町内の法被に貼り付けます。
はがれないように手の平で強く押し付けてください。
【6】さらに低温のアイロンで圧着させると、よりはがれにくくなります。アイロンの設定を高温にすると、粘着テープのノリが溶けて法被を汚してしまいますのでご注意ください。
【7】普通にお祭りに参加するだけでしたら、これで完成です。
【8】大凧の糸切合戦や激練りに参加する人は、ワッペンの四隅を針と糸で縫うことをオススメします。
便利なワッペンシールですが、ご利用上の注意事項が何点かあります。
- 一度はがすと粘着力が低下しますので、途中で取り外さないでください。
- ワッペンシールを付けたままでの洗濯や、乾燥機等のご利用はできません。
- シールはあくまで短期間用ですので、お祭り本番より前からワッペンを使用する人は縫い付けて取り付けることをおすすめします。
- はがした時に、粘着のりが法被に付いてしまう場合があります。翌年以降は同じ場所にワッペンを貼ってください。また、粘着のりが取れないことがありますので、借り物の法被には絶対に使用しないでください。
特に4番目の注意事項がかなり重要です!!ワッペンシールは強力な粘着力を持っているので、本当に粘着のりが取れなくなってしまうことがあります。友人や知り合いに借りた法被を汚してしまう可能性があるので、借り物の法被の場合はちゃんと縫い付けましょう。
ワッペンシールの取り外し方
ワッペンをはがすときは、隅からゆっくりはがしてください。粘着のりが法被に付着してしまう場合がありますので、お祭り終了後はすぐにはがしてくださいね。来年のお祭りまで放っておくと、粘着テープが変色してしまい、法被に汚れがついてしまうので注意しましょう。
浜松まつりの衣装が買えるお店
浜松まつりに参加する時に着るお祭り衣装は祭り用品専門店の祭すみたやで購入することができます。ただし、町内法被とワッペンは祭り用品店では販売していませんのでご注意ください。町内法被とワッペンは参加する町内会で購入してください。法被、ワッペン、弓張提灯以外のお祭りに必要なものは祭すみたやで販売していますので、ぜひご利用ください。
祭すみたや 助信駅前店
〒430-0911 静岡県浜松市中央区新津町14-1
電話 053-489-3398
メール info@sumitaya.co.jp