お祭り衣装の定番アイテムの鯉口シャツの特徴をご紹介します。鯉口シャツの読み方は「こいくちしゃつ」です。地方によっては「肉襦袢(にくじゅばん)」や「肌襦袢(はだじゅばん)」、「ダボシャツ」などと呼ばれたりもします。
厳密に言うと、鯉口シャツとダボシャツはちょっとだけ違います。ダボシャツはダボズボンと合わせて、その名の通りダボっと着る祭り衣装なのですが、地方によっては鯉口シャツのことをダボシャツと呼ぶところもあります。購入の際にはご注意くださいね。
鯉口シャツとダボシャツの違いについては別の記事で詳しく解説しています。違いが気になる人はぜひ関連記事もご覧ください。
この記事では鯉口シャツの名前の由来や歴史、使い方やちょうどいいサイズ感といった鯉口シャツとはどのようなシャツなのかについて解説しています。
この記事を最後まで読んでいただくとこんなことが分かります。
- お祭り仲間に自慢したくなる鯉口シャツの豆知識
- 鯉口シャツの正しいサイズ感
- 鯉口シャツの着こなし方
目次
鯉口シャツとは?解説動画
初めて鯉口シャツを購入する方は必見!この動画では鯉口シャツとはどのようなお祭り衣装なのか解説しています。何で「鯉口」っていう名前なの?どうやって使うの?という疑問にお答えします。
鯉口シャツの名前の由来
鯉口シャツってなんで「鯉口」っていう名前なの?って疑問に思っている人も多いと思います。その名の通り、魚の鯉の口のことなんです。どこが鯉の口なのかと言いますと、鯉口シャツの袖口がすぼまっているんです。その形が鯉の口に似ているということから、鯉口シャツって名付けられました。
鯉口シャツの歴史
鯉口シャツは日本の伝統的なシャツの一つなのですが、実は歴史はそんなに古くありません。腹掛や股引など他のお祭り衣装は江戸時代から存在しているのですが、鯉口シャツが誕生したのはここ数十年のことなんです。
その昔は全身に刺青(いれずみ)を入れて、お祭りの本番当日だけ刺青をみんなに披露するのが粋でした。でも、昭和の中頃から刺青を見せるのを禁止するお祭りや、刺青を入れている人は参加ができないお祭りが増えてきました。なかなか刺青を披露する場も限られてくるようになってしまいました。
そこで登場したのが、鯉口シャツです。もともとは和彫りの刺青の柄が多かった鯉口シャツですが、手ぬぐいの反物生地を使って作ることが多くなったことから江戸小紋のような和柄など、いろいろなデザインの鯉口シャツが増えました。最近では洋風の柄やラメが入ったような柄の鯉口シャツも増えてきて、華やかになってきています。
お祭りでの鯉口シャツの着こなし方
鯉口シャツはお祭り衣装の中でも、デザインやサイズなど種類が豊富なので、いろいろな着こなしができます。お祭りに参加する時の鯉口シャツの使い方について解説していきます。
鯉口シャツの正しい着方については別の記事で詳しく解説しています。着方を知りたい人は関連記事をご覧くださいね。
お祭り衣装の定番スタイル
お神輿を担いだりする時のお祭りの定番スタイルが江戸前スタイルです。腹掛と股引に鯉口シャツを合わせる元祖お祭りコーディネートです。鯉口シャツの柄はお祭りの主催者から指定がないようなら、どんな柄を選んでも大丈夫です。自分好みの柄を選んでください。柄選びに迷ったら、無地の白色の鯉口シャツをオススメします。どんな衣装にも合いますし、見た目も一番粋です。
江戸前スタイルに必要なお祭りアイテムについては別の記事で詳しく解説しています。ぜひ関連記事もご覧ください。
親子でお揃いコーデ
鯉口シャツはサイズがとにかく豊富です。赤ちゃんようのサイズからお相撲さんが着るような超ビッグサイズまであります。だから、親子でお揃いのコーディネートができちゃうんです!!家族でお揃いのコーディネートをしているととってもカワイイですよ。
上下お揃いコーデ
鯉口シャツと同じ柄の股引がある商品もあります。普段着ている洋服ですと、シャツとズボンが同じ柄って全身タイツみたいでちょっと抵抗がある人もいると思います。でも、お祭り衣装ですと、不思議と上下同じ柄がとってもよく似合うんですよね。
女子力アップコーデ
最近のお祭りは女性の参加者が増えてきました。女性が参加しているだけで、お祭りがとっても華やかになります。そんなお祭り女子のために、華やかなデザインの鯉口シャツが増えてきています。普段は地味な洋服が多い女子も、お祭りの時は派手目なお祭り衣装を着ちゃうのもおすすめです。
鯉口シャツのサイズ感
鯉口シャツはピチピチに着るのが粋でかっこいいです。鯉口シャツの袖は七分袖になります。一番格好悪いのは、大き目サイズでダボっとしてしまっていること。サイズ感の参考にしていただくために全サイズの鯉口シャツを試しに着てみました。お祭りで鯉口シャツを着る時は、鯉口シャツのスソは股引の中に入れるのが正しい着方ですが、サイズ感を分かりやすくするために鯉口シャツのスソを股引から出して写真撮影しています。
ちなみに、鯉口シャツのサイズ表を見ると身長170cmの人の適応サイズは「特大サイズ」となっています。体形が筋肉質でがっちりした人なら特大でもいいですが、中肉中背の人や痩せている人は身長170cmでも「大サイズ」がオススメです。一般的な体型の人なら、サイズ表の適用サイズよりワンサイズ小さいサイズがピチピチ着られるのでおすすめです。
鯉口シャツのサイズの正しい選び方については別の記事で詳しく解説しています。鯉口シャツのサイズ選びを知りたい人は関連記事をご覧ください。
お祭り以外の鯉口シャツの活用方法
せっかく購入した鯉口シャツだから、お祭りの日だけしか着ないのはもったいない!というわけで、お祭りに参加する時以外の鯉口シャツの活用方法をご紹介します。
浴衣の女性とのデート衣装
鯉口シャツは和柄だから、浴衣などの和服を着ている人と並んでも相性がいいです。彼女は浴衣で、彼氏は鯉口シャツで花火大会に行っちゃうっていうのもいいですよね。
居酒屋のユニフォーム
焼き鳥屋さんなどの居酒屋のユニフォームとして鯉口シャツを使用するお店も増えてきています。鯉口シャツは綿100%で出来ているので、とっても丈夫です。火を使う厨房でも安心して使用することができます。また洗濯が簡単なので日々のお手入れもラクラクです。見た目が和風ですし、着物と違って厨房やホールで動きやすいので、最近では海外の日本食レストランのユニフォームとしても採用されています。
もちろん普段着として
鯉口シャツはもちろん普段着として使ってもらっても大丈夫です。とくに夏の普段着にオススメです。注染の鯉口シャツなら汗をよく吸うので、暑い夏でも快適に過ごすことができます。夜の寝間着として利用するのもいいですよ。お祭りに参加する時は、鯉口シャツは素肌の上に着て、スソは股引の中に入れるのが正しい着方なのですが、普段着として鯉口シャツを着る時はTシャツなどの上に羽織って、スソはズボンから出して着るのがかっこいいです。ボタンを外して着るのもありです。普段着としての鯉口シャツは普通のシャツと同じように、着方に決まりがあるわけではないので、いろいろなアレンジを楽しんでくださいね。
鯉口シャツの購入方法
店舗で購入
鯉口シャツは祭り用品専門店の祭すみたやで購入することができます。サイズやデザインなど種類が豊富です。お店なら全サイズの試着ができるので、あなたにピッタリのサイズを選ぶことができます。ぜひご来店くださいね。
祭すみたや 助信駅前店
〒430-0911 静岡県浜松市中央区新津町14-1
電話:053-489-3398
メール:info@sumitaya.co.jp
※ 遠州鉄道 助信駅から徒歩1分
※ 大駐車場完備
ネット通販で購入
ネット通販もありますので、日本全国に鯉口シャツを配送可能です。また、祭すみたやでは海外への配送も積極的にやっております。海外の日本食レストランの制服として大量購入いただいても海外配送できますので、お気軽にご相談ください。