楽しいお祭りが終わった後に必ずやらないといけないのが、後片付けです。面倒くさいだけでなく、そもそもお祭り衣装をどうやってしまったらいいのか分からず、困っている人も多いと思います。
この記事では、法被や半纏の正しい畳み方について解説させていただきます。
法被の畳み方を動画で解説
写真と文章で説明するのも難しいので、まずは動画で正しい法被の畳み方をご覧ください。
法被・半纏のたたみ方
写真と文章でも法被の正しい畳み方を解説させていただきます。
1.法被を平らな場所に置きます。
法被の襟(えり)の方が上になるようにして置いてください。
2.法被の身巾がちょうど三等分になる位置を決めます。
横幅の広い法被の場合は、引き出しなどの保管場所のサイズに合わせて位置を調整してください。
3.三等分になる位置で、まず法被の左側を上方向に折ります。
4.左の袖(そで)を折りたたみます。
5.右側も同様に三等分になる位置で折ってあげます。
6.右の袖(そで)を折りたたみます。
7.法被の丈方向に折りたたみます。法被の丈の長さによって折りたたみ方が異なります。
【丈の短い法被の場合】
二等分になるように半分に折りたたみます。
【丈の長い法被・半纏の場合】
三等分になるように2回折ります。保管場所(引き出しなど)のサイズにあわせて、裾(すそ)を折るときに長さを調整してください。
襟(えり)が裾(すそ)から出てしまわないように注意して折りたたんでください。襟(えり)が出てしまっていると、引き出しにしまった時に襟(えり)がクシャクシャになってしまいます。
翌年のお祭りで着ようと思って、取り出してみると、襟(えり)に変なシワが付いてしまっていることもありますのでご注意ください。
法被の保管方法
法被を畳み終わったら、日の当たらない場所で保管してください。
法被や半纏は染め物が多いです。染め物は太陽や蛍光灯の光(紫外線)によって、すぐに色落ちしたり、変色したりします。必ずタンスの引き出しの中など、暗い場所にしまうようにしてください。
翌年、法被を使おうと思って取り出してみたら、色が変わっていた!なんてことを防ぐためにも正しい場所で保管するようにしてくださいね。
畳まずハンガーにかけておく方法もある
法被を畳んでしまうと、どうしても折りジワが付いてしまいます。
なので、もしクローゼットに余裕があるようでしたら、ハンガーにかけて保管する方法もあります。この方法でしたら、折りジワの心配をする必要がありません。
法被をハンガーにかけて保管する時は、必ず法被専用ハンガーを使用するようにしてください。
法被専用ハンガーは棒部分が真っすぐなので法被がずれ落ちません。洋服は肩部分が斜めに作られているので、普通のハンガーにちょうどフィットするようにできています。これに対し法被は、肩から袖にかけて真っすぐに作られています。
法被を普通のハンガーにかけてしまうと、すぐにずれ落ちてしまうだけでなく、型崩れの原因になってしまいます。法被を吊るす時に、普通のハンガーは絶対に使用しないでください。
法被専用ハンガーは祭り用品専門店の祭すみたやのオリジナル商品です。祭すみたやのネットショップで販売していますので、ぜひご利用ください。
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