祭り用品のカラーコーディネート | 粋に祭りに参加するための祭塾

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1947年創業の祭り用品専門店「祭すみたや」の3代目社長のおしんちゃんこと中川晋介です。お祭り用品の製造と販売をしています。一年中、日本全国のお祭りに参加する祭り好きです。実際にお祭りに参加して体験したお祭りノウハウを執筆しています。2015年一般社団法人イーコマース事業協会主催の第8回全国ネットショップグランプリでブランディング部門賞を受賞。ユーチューバー事務所FunMake所属クリエイター。

お祭り衣装を一式購入したいのですが、色の合わせ方が分かりません。どうやって揃えたらいいですか？

お祭り衣装のカラーコーディネートの基本的なテクニックをご紹介します。お祭り初心者さんでも合わせやすい簡単なカラーコーディネートです。

お祭り衣装はシンプルな色のものが多いです。シンプルだからこそカラーコーディネートが難しい衣装でもあります。帯や腹掛、股引など、お祭り衣装の基本的なカラーコーディネートのやり方について解説します。この記事を参考にしていただいて、お祭り衣装を粋に着こなしてくださいね。

帯のカラーコーディネート
腹掛・股引・鯉口シャツのカラーコーディネート
- 腹掛と股引の色を合わせる場合
- 鯉口シャツと股引の色を合わせる場合
コーディネートのリーフレット
お祭り衣装を売っているお店
- 店舗で購入
- ネット通販で購入
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帯のカラーコーディネート

お祭りで法被や半纏を着るときは必ず帯を締めましょう。帯には角帯や巻き帯があります。帯の色を選ぶときは法被や半纏の色を基準にします。

角帯

巻き帯

角帯と巻き帯の違いについては別の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

祭り帯の種類と選び方

2020年6月9日

帯は法被や半纏と逆の色を合わせると見た目がぐっと引き締まります。濃紺色や黒色、深緑といった濃い色の法被や半纏には白色やベージュ色などの薄い色の帯を合わせると見た目がきれいです。白色や水色など薄い色の法被や半纏には紺色や茶色などの濃い色の帯を合わせてください。

濃い色の法被 → 薄い色の帯
薄い色の法被 → 濃い色の帯

腹掛・股引・鯉口シャツのカラーコーディネート

お祭り衣装の定番アイテムである腹掛・股引・鯉口シャツには色合わせの基本的なルールがあります。どうやって色を合わせるのか解説しますね。

腹掛

股引

鯉口シャツ

そもそもお祭りに参加する時にどんなお祭り用品が必要なのか分からない場合は、別の記事でお祭りに必要なアイテムを紹介していますので是非ご覧ください。

お祭り衣装の【江戸前スタイル】に必要なアイテム

2018年3月3日

腹掛と股引の色を合わせる場合

腹掛と股引を同じ生地、同じ色で合わせます。この場合は、鯉口シャツは好きな色や柄のものを選べば大丈夫です。黒や紺色などの濃い色の腹掛の場合は、白色やグレーなどの薄い色の鯉口シャツを合わせてあげると見た目がとってもきれいです。白色やグレーの腹掛の場合は、鯉口シャツは濃紺色やエンジ色などの濃い色の鯉口シャツを合わせるときれいです。

地下足袋は雪駄を履くときに使用する岡足袋は股引の色と合わせます。黒色の股引を履くときは、地下足袋や岡足袋は黒色のものを履いてください。白色の股引を履くときは、地下足袋や岡足袋は白色のものを履いてください。

カラーコーディネート事例を紹介します。

下の写真は黒色の腹掛と股引に鯉口シャツと地下足袋を合わせた事例です。黒色の腹掛なので、鯉口シャツは薄い色であるベージュ色のものを選んでいます。また地下足袋は股引と同じ色である黒色を合わせています。カラーコーディネートの基本に従って色を選んでいただければ、下の写真のようにきれいなコーディネートになります。

腹掛・股引コーディネート（黒）

のびのびストレッチ　黒腹掛　大人用

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のびのびストレッチ　黒ゴム股引　大人用

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もうひとつカラーコーディネートのパターンをご紹介します。下の写真はベージュ色の腹掛と股引に鯉口シャツと地下足袋を合わせる事例です。腹掛は薄い色なので鯉口シャツは濃紺色の濃い色を合わせています。地下足袋は股引と同じ生地で作られたベージュ色の地下足袋を合わせています。こうすることで、見た目がとってもきれいになります。

腹掛・股引コーディネート（ベージュ）

腹掛　生成りかすのこし

股引　生成りかすのこし

地下足袋　生成りかすのこし

鯉口シャツと股引の色を合わせる場合

鯉口シャツと股引の生地や色を合わせるコーディネートもあります。鯉口シャツと股引を同じ色にする場合は、腹掛は好きな色のものを選べば大丈夫です。ただし、このコーディネートの場合は、鯉口シャツや股引がカラフルになりがちなので、腹掛は黒色、紺色、白色といったなるべくシンプルな色のものを選んだ方が見た目がきれいです。

地下足袋や雪駄を履くときに使用する岡足袋は腹掛や法被の色に合わせてください。

鯉口シャツと股引の柄を合わせる場合は、腹掛を着ないというコーディネートでも大丈夫です。特に子供や女性に多いコーディネートになります。腹掛を着ない方がかわいらしいコーディネートになるのでおすすめです。

東京江戸一　鯉口シャツ　ピンクまとい

東京江戸一　柄股引　ピンクまとい

コーディネートのリーフレット

お祭り衣装の色合わせに困っている人のために、カラーコーディネートのアドバイスリーフレットを制作しました。無料でPDF版のリーフレットをダウンロードできますので、ぜひご利用くださいね。お店にお祭り用品を買いに行くときの参考にしてください。

お祭り用品　コーディネート　リーフレット

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お祭り衣装を売っているお店

店舗で購入

この記事で紹介したお祭り用品は祭り用品専門店の祭すみたやで購入することができます。お祭り衣装のカラーコーディネートに悩んだら、お店のスタッフに相談してください。アドバイスさせていただきます。ご来店の際は、お祭りに参加する時に着る法被をご持参いただくと、より具体的にカラーコーディネートにアドバイスをさせていただきます。