お祭りに参加する時に着る定番のアイテムと言えば、法被です。法被の読み方は「はっぴ」です。
町会や神輿会などの団体の人たちが着ているおそろいのデザインの法被のことを、専門用語で印半纏と呼びます。印半纏の読み方は「しるしばんてん」です。印半纏のえりには町名や団体の名前などが入っています。そして、印半纏の背中には大紋(だいもん)と呼ばれる、会のマークが入っています。
新しく購入した印半纏を洗濯する時に、色落ちを気にする人がたくさんいます。新品の法被を色落ちさせたくないけど、どうしたらいいですか?という質問もよくいただきます。
そこでこの記事では、法被の色落ちに対する考え方について解説させていただきます。どうすれば、粋に法被を着こなすことができるのか説明しますね。
法被の色落ちについて動画で解説
法被の色落ちに対する考え方を動画で説明しています。まずは動画をご覧ください。
法被の色落ちは気にしなくていいの?
新品の法被を洗濯する時に、「なるべく色落ちさせたくない!」って思っている人も多いと思いますが、実は法被は色落ちしていた方が格好いいです。
なので、法被の色落ちを気にする必要は全くありません!
実際、お祭り好きの人の中には新品の法被を着ることを嫌がる人もいるくらいです。
法被は色落ちして年季が入っている方が、長年お祭りに人生をかけてきた証になります。長年お祭りに参加している人は、色落ちして、使いこなされた生地の法被を着ることに誇りを持っています。
毎年お祭りに参加して、法被を着て、洗って・・・を何十年も繰り返すことで、ちょっとずつ色落ちさせて、法被の風合いの変化を楽しんでいってください。
デニムジーンズや革ジャンなどを着古していくのが格好いいという感覚に法被は似ているかもしれません。是非、長年お祭りに参加することで、法被を育てていってください。
早く色落ちした法被にしたいからといって、新品の法被を何回も繰り返し洗うのはやめてください。法被の生地がボロボロになってしまいます。
法被は急激に色落ちさせるものではありません。何度も洗濯したり、漂白剤を使うなど間違った洗濯をしてしまうと、法被全体が白っぽく色が剥げたような状態になってしまいます。これは正しい色落ちではありませんのでご注意ください。
法被の正しい洗い方については別の記事で詳しく解説しています。洗濯方法について知りたい人は関連記事をご覧ください。なお、本染め法被と藍染め法被は洗い方が全く異なりますので、お手持ちの法被がどんな染め方なのか確認したうえで、洗濯してくださいね。
法被が注文できるお店
お祭りに参加する時に着る印半纏は祭り用品専門店の祭すみたやでオーダーすることができます。町会や神輿会などの団体向けにオリジナルデザインの印半纏を1枚から制作しています。新たに法被を作りたいと検討中の方は、ぜひ祭すみたやにご相談ください。
祭すみたや 助信駅前店
〒430-0911 静岡県浜松市中央区新津町14-1
電話 053-489-3398
メール info@sumitaya.co.jp
オリジナルデザインの法被の注文方法については別の記事で詳しく解説しています。法被の制作の流れについても説明していますので、ぜひ関連記事をご覧ください。