お祭り衣装のサイズ表記って、普段見慣れないものが多いですよね。鯉口シャツや股引で見られる超巾広とか、腹掛で見られる2尺4寸のような尺貫法でのサイズ表記はわけが分からない人も多いと思います。
そのため、間違えて巨大なサイズのお祭り衣装を購入してしまう人が後を絶ちません。
この記事ではお祭り衣装の巨大サイズはどのような体型の人が着るとちょうどいいサイズなのかについて解説しています。
目次
巨大サイズについて動画で解説
巨大サイズのお祭り衣装はどのような体型の人がちょうどいいのか動画で解説していますので、まずは動画をご覧ください。
お祭り衣装の巨大サイズとは
お祭り衣装の巨大サイズは、どのようなサイズ表記になっているのかをまずは解説しますね。平均的な日本人体型の人が選んでしまうとブカブカでサイズが大きすぎてしまうであろうサイズ表記をご紹介します。
腹掛のサイズ表記
東京江戸一というお祭り衣装ブランドのサイズ表を参考にして解説します。腹掛は「1尺6寸」や「2尺」といったサイズ表記になっています。尺貫法と言われる「〇尺〇寸」という単位でサイズを表記しています。そのため、お祭り初心者の人にとって、一番サイズが分かりにくいアイテムだと思います。
腹掛の場合、次のサイズ表記がかなり大きなサイズになります。
- 2尺3寸
- 2尺4寸
- 2尺6寸
- 2尺8寸
これらのサイズは平均的な日本人体型の成人男性や女性には、かなり大きなサイズになります。
尺貫法による「〇尺〇寸」という腹掛のサイズ表記ですが、「結局どこの長さなの!?」って疑問に思われている人も多いと思います。実はこれ、腹掛の肩ひもの長さなんです。1尺は約30cmで、1寸は約3cmです。なので、例えば「1尺8寸」というサイズ表記の腹掛だとしたら、1尺(30cm) + 8寸(24cm) = 54cm つまり、肩紐が54cmの長さの腹掛ということです。腹掛って、前面の前掛け部分の大きさはほとんど同じなんです。肩紐の長さでサイズを変えています。肩紐が長ければ、それだけ胸まわりが大きい人でも入るっていうことです。そんなわけで、腹掛は胸囲を参考にしてサイズを選ぶようになっているんです。
股引のサイズ表記
股引もサイズはたくさんあって分かりにくいアイテムです。小サイズ、中サイズ、大サイズ、特大サイズといったサイズ表記は一般的な衣類のSサイズ、Mサイズ、Lサイズ、2Lサイズと同じ感覚でいいのですが、やっかいなのが巾広と名前の付くサイズ表記です。
特大(2L)サイズの次だから3Lサイズことなのかなと勘違いしてしまいがちですが、実は違うんです!!巾広はその昔は、肥満とサイズ表記されていました。その名の通り、巾広は肥満体型の人のためのサイズなんです。なので、背は小さくても太っていれば巾広サイズを選びます。
中肉中背の一般的な日本人体型の人には巾広と名前の付くサイズはブカブカになってしまいますので注意してください。
特に、「巾広超丈長」と「巾広超丈長フト」はお相撲さんやプロの格闘家クラスのデカくて筋肉ムキムキの人しか選ばないサイズです。背が高い人でも、プロのスポーツ選手でもない限りブカブカですので注意してください。
鯉口シャツのサイズ表記
鯉口シャツのサイズ表記は分かりやすい方ですが、やっぱり分かりずらいサイズもあります。小、中、大、特大サイズはTシャツなんかのS、M、L、2Lサイズとだいたい同じサイズ感なのですが、やっかいなのが巾広と名前の付くサイズです。特大(2L)サイズの次に大きいサイズなので3Lサイズなのかなぁと勘違いする人もいますが、全く異なります。
巾広サイズはその昔は「肥満」サイズと呼ばれていました。つまり、太っている人のためのサイズなんです。なので、背の高い人が巾広サイズを選ぶとブカブカになってしまいます。
巾広サイズよりさらに大きいサイズに超巾広や超々巾広といったサイズもあるのですが、これらは背の高い人向けのサイズではなく、胴回りが大きい人向け、つまり巨漢の人向けのサイズになります。
特に、超々巾広はメチャメチャ大きいサイズです。プロのお相撲さんが着るようなサイズですので、一般的な体型の人はぜったいに購入しないように注意してくださいね。
巨大サイズが似合う体型とは
巨大サイズが似合うのは、体ががっちりしていて背も大きい人です。この記事では、巨大サイズがちょうどいいサイズのモデルさんにご協力いただき、解説していきたいと思います。
今回、ご協力いただいた巨漢モデルの四元さんです。
巨漢モデルの四元さんのスペックは以下の通りです。
- 身長:183cm
- 体重:110kg
- バスト:120cm
- ウエスト:120cm
- ヒップ:120cm
- 足のサイズ:30cm
学生時代はラグビーとアメリカンフットボールをやっていたということで、筋肉ムキムキで体の大きい巨漢タイプの体型です。
それでは四元さんがどのようなサイズのお祭り衣装を着ているのか解説していきますね。
巨漢の腹掛サイズ
バストが120cmある四元さんは腹掛は2尺4寸がちょうどいいサイズです。2尺3寸以上のサイズを着る人は、バストだけでなく、肩回りにも筋肉や脂肪がたくさんついていて、肩が盛り上がっているような体型の人です。サイズ表を見ると胸囲(バスト)のサイズしか載っていないので、胸が大きい女性が間違えて選んでしまうことがあるのですが、胸囲だけでなく、肩回りもごっつい人でないと、2尺3寸以上のサイズはブカブカになってしまいますのでご注意ください。
巨漢の股引サイズ
巨漢モデルの四元さんの太もも廻りを測ったところ、64cmでした。なので股引のサイズは巾広がちょうどいいサイズになります。アメフトを昔やっていて体のゴツイ四元さんでも股引のサイズは巾広なんです!!
男性でちょっと体の大きな人が、3Lサイズと勘違いして巾広サイズを買ってしまうことがよくあるのですが、よっぽど体の大きな人でないと巾広はブカブカです。股引を購入する時は、必ず太もも廻り(股間から5cm下の位置の太ももの周囲)の長さをメジャーで測って、サイズ表に照らし合わせて購入してくださいね。
巨漢の鯉口シャツのサイズ
バスト120cm、ウエスト120cmの四元さんは超巾広の鯉口シャツがちょうどいいサイズになります。超巾広や超々巾広のサイズは、胸まわりが相当厚く、お腹もかなり出ている人が合うサイズになります。ちょっと体が大きい人や、ちょっと太っているくらいの人ではブカブカですのでご注意ください。特に超々巾広サイズはお相撲さんが着るくらい大きなサイズですので、一般的な体型の人はまず選ぶことはないサイズです。
巨漢の雪駄サイズ
間違えて大きいサイズを購入してしまうことが一番多いお祭り衣装が雪駄です。新品の状態の雪駄は鼻緒が伸びていないため、鼻緒が固く、足を通すと窮屈でとっても痛いです。そのため、雪駄のサイズが小さいと勘違いして、26㎝から28㎝くらいの足のサイズの人が3Lサイズの雪駄を購入してしまうことがよくあります。でも、26㎝~28㎝の足のサイズの人にとっては3Lの雪駄はデカすぎます。デカイ雪駄を履いていると、かかと部分を他の人に踏まれてしまい、大変危険です!!
足のサイズが30cmもあり、足の甲も太い四元さんクラスの体型の人が3Lサイズの雪駄が合います。
雪駄はかかとがはみ出すくらいがちょうどいいサイズです。足のサイズが30cmくらいないと、3Lの雪駄ではかかとが出ないのでご注意ください。
大きいサイズの祭り衣装の購入方法
お相撲さんやプロの格闘家など、体が大きい人向けのお祭り衣装は、祭り用品専門店の「祭すみたや」で豊富に取り揃えています。一般的な祭り用品店ですと大きいサイズはメーカー取り寄せというお店が多いので、購入前にサイズを確かめることができません。でも、祭すみたやなら超巾広や超々巾広といった巨大サイズの祭り衣装の試着品もありますので、購入前に実際に着て確かめることができます。ネット通販もありますので、巨大サイズのお祭り衣装を日本全国に配送可能です。ぜひ体の大きい人は祭すみたやにお任せくださいね。
株式会社祭すみたや
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