日本の伝統文化であるお祭り。お神輿を担いだり、勇ましく屋台や山車を引いている人たちを見ると、自分もお祭りに参加してみたいと憧れを抱く人も多いと思います。
観光でお祭りを見に行くと、お祭りにかける参加者の熱い思いに触れて、一度はこんなことを思うのではないでしょうか。
- 私もお神輿を担いでみたい!
- 私も屋台や山車を引っぱってみたい!
たこ焼き屋さんなどの的屋を回ったり、お神輿を担いでいるところを見るだけでも楽しいのですが、やっぱりお祭りは実際に中に入って、お神輿を担いだり、山車を引っぱったりするのが一番楽しいです。
でも、お祭りが開催されていない地域に住んでいる人にとっては、どうやったらお祭りに参加できるのか見当も付かなくて困っているかと思います。
そこでこの記事では、お祭りに参加する方法について解説します。
目次
お祭りの参加方法を動画で解説
どうやったらお祭りに参加できるのか、動画で分かりやすく解説しています。まずは動画をご覧ください。
お祭りは誰でも参加できるの?
お祭りによっては、観光客など誰でも気軽に参加できて、お祭りを体験できるものもあります。阿波おどりのにわか連などが有名ですよね。
しかし、ほとんどのお祭りは飛び込みで参加することが難しいです。基本的には許可がないとお祭りに参加できないことが多いです。
そもそもお祭りは、お祭りが開催されている地域に住んでいる住民や、神社の氏子さんたちのものであり、誰でも参加できるというものではありません。
参加方法についてはお祭りごとにルールが様々ですので、事前に確認が必要です。
お祭りに参加する方法
今までお祭りに参加したことがない人が、どうやったらお祭りに参加できるのか解説します。
住んでいる地域のお祭りに参加する
お祭りは開催地域に住んでいる人たちや、神社の氏子さんのために開催されています。お祭りは自治会や神社のお金で運営されているので、そこにお金を出していない人が参加できないのは当然です。
お祭りに参加したい時は、まず自分が住んでいる地域でお祭りが開催されていないか確認してみてください。知らなかっただけで、実はお祭りが毎年開催されているということがよくあります。お住まいの地域の自治会に問い合わせてみてください。
もし、自分が住んでいる地域でお祭りが開催されているなら、そのお祭りに参加するようにしましょう。お祭り開催日が近づいてくると、お祭りのご案内が回覧板で回ってきたり、公民館などの掲示板に貼り出されるかと思います。その案内に従って参加申し込みすれば、お祭りに参加することができます。
自分の住んでいる地域でお祭りが開催されていない場合はどうすればいいのか。
お祭りに参加するための一番正式な方法は、お祭りが開催されている地域に引っ越しすることです!
お祭り開催地域の住民になれば、堂々とお祭りに参加することができます。また、お祭りの役員さんなどの主催者側に入りたいと思ったら、住民であることを条件としている場合が多いです。お祭りに参加する正攻法は住民になることです。
住んでいる人に申し込んでもらう
お祭りに参加するための正式な方法は、お祭りが開催されている地域に引っ越して住民になることです!と言われても、なかなか引っ越しまで出来ない人も多いと思います。
住民以外は絶対に参加できないというお祭りもありますが、住民以外の人でも参加できるお祭りはあります。
その方法の一つが、お祭りが開催されている地域に住んでいる人に申し込んでもらうことです。家族や親戚、お友達に申し込んでもらって、その人たちと一緒にお祭りに参加する方法です。お祭りが開催されている地域に住んでいなくても、住んでいる人に保証人になってもらうことで参加できるようになるお祭りが多いです。
おじいちゃんやおばあちゃんが住んでいる地域のお祭りに、遠くに住んでいる孫が毎年参加するなんていうことはよくある話です。また、お祭りが開催されている地域で営業している飲食店や旅館の常連さんになって、お祭りに参加させてもらうというのもよくあります。
ですので、自分のまわりにお祭りに参加している人がいないか探してみてください。もしいたら、一緒に参加させてもらえないか聞いてみてくださいね。
参加者募集をしているお祭りに参加する
お祭りによっては、参加者を募集している場合もあります。住民以外の人でも参加申し込み可能となっている場合もあるので、そのようなお祭りに参加する方法もあります。
お祭りが開催されている地域の公民館や商店街の掲示板を見てみると、担ぎ手募集!や踊り子募集!と書いてある貼り紙が掲示されていることがあります。そんな貼り紙を見つけたときは、ぜひお問い合わせ先に連絡してみてくださいね。
参加者募集の貼り紙があっても、参加可能な対象者が、その地域に住んでいる人や働いている人に限定されている場合もありますので、参加条件についてはお祭りの主催者に確認するようにしてください。
神輿会などの団体に所属する
お祭りの開催地域に住んでいる人たちだけでは人数が少なくて、住民だけでは人数が足りないお祭りもたくさんあります。そのようなお祭りでは、いつも仲良くしている他の地域の団体にお祭りを手伝ってもらっている場合があります。
たとえば、お神輿のお祭りですと、友好団体といって、仲のいい神輿会の人たちが日本全国から集まって、お神輿を一緒に担ぐということがよくあります。お互いのお祭りを手伝い合うことで、いろいろな地域のお祭りをスムーズに運営しています。
友好団体の人たちはお祭り好きが多いので、毎週末どこかのお祭りでお神輿を担いでいるくらいです。
もし知り合いで神輿会などの団体に所属している人がいたら、紹介してもらってお祭りに参加させてもらう方法があります。1回だけちょっとお祭りに参加させてもらうというのは難しいですが、雑用などの下働きからはじめて、毎回ちゃんと顔を出していると、日本全国のお祭りに参加できるようになるかもしれませんよ。
お祭りに参加する時の注意点
お祭りは人と人とのつながりを大切しているので、参加する時の注意点がいくつかあります。特に、お祭りが開催されている地域の住民ではない人が、お祭りに参加する時は、必ず注意事項を守るようにしてくださいね。
挨拶をする
基本的なことですが、一番大切なのが挨拶です!
同じ地域に住んでいる住民同士なら、顔見知りなので軽い挨拶でも大丈夫なのですが、住民ではない人がお祭りに参加させてもらう時は、住民の人に必ず挨拶をするようにしましょう。
知らない人がお祭りに参加していると、住民からするとけっこう怖いものです。
- 〇〇さんの紹介で参加させてもらいました!
- 商店街の〇〇屋のせがれです!
こんな挨拶があるだけで、周りの人に安心してもらえます。
1回お祭りに参加しただけでは、なかなか相手にしてもらえないかもしれませんが、毎年お祭りに参加して、ちゃんと挨拶をしていると、住民の人たちに顔を覚えてもらい、だんだんと仲良くしてもらえるようになります。
揉め事は起こさない
お祭りは開催されている地域に住んでいる住民や神社の氏子さんたちのためにあります。そんなお祭りで住民や氏子でもない人が、揉め事を起こすことは絶対にあってはなりません。
特に、喧嘩はご法度です!
喧嘩をしてしまうと、お祭りを楽しんでいる人たちに、不快な思いをさせてしまいます。また、お祭りに参加する時に保証人になってくれた人の顔に泥を塗る行為でもあります。その人の地域での立場もなくなってしまいます。
住民ではない人がお祭りに参加する時は、参加させてもらっているという気持ちが大切です。なので、お祭りの主催者や役員さんの言うことには必ず従うようにしましょう。
喧嘩や揉め事を起こした時点で、お祭りからは一発退場処分です。お祭りは横のつながりがしっかりしているので、他のお祭りにも参加できなくなる恐れもあります。血の気の多い人や、お酒を飲むと人格が変わってしまう人は、特に注意してくださいね。
ちょっとしたお手伝いをする
お祭りは時間に余裕がなく、人数も足りないため、とにかく忙しいです。ですので、ちょっとしたお手伝いをすることをおすすめします。
運営に関わるようなことをお手伝いする必要はありません。ゴミの回収を手伝ったり、飲み物を配ったり、ちょっとしたことで大丈夫です。
お手伝いをしていると、「ありがとう」と言ってもらい、そこからコミュニケーションが生まれます。早くお祭りに参加している人たちの輪の中に入るためにも、ちょっとしたお手伝いをすることをおすすめします。
お祭り用品が買えるお店
お祭りに参加することが決まったら、お祭り用品をそろえる必要があります。お祭りに参加する時に必要な衣装は祭り用品専門店の祭すみたやで購入することができます。ネットショップもありますので、日本全国にお祭り衣装をお届けします。お祭りの準備はぜひ祭すみたやにお任せください。
祭すみたや 助信駅前店
〒430-0911
静岡県浜松市中央区新津町14-1
電話 053-489-3398
メール info@sumitaya.co.jp