お祭りで晒（さらし）を巻いている人って粋でカッコイイですよね。この晒ですが、なかなか着こなすのが難しいお祭り衣装アイテムでもあります。
このページでは、お祭りで使用する晒の正しい巻き方について解説させていただきます。晒はとにかくキツく巻くことが粋に着こなすポイントです。キツく巻くための下準備のやり方や、キツく巻くためのテクニックをアドバイスさせていただきます。
晒（さらし）の巻き方を動画で解説
晒の巻き方や付け方について動画で分かりやすく解説しています。まずは動画をぜひご覧ください。
晒（さらし）を巻くための準備
晒を巻くときは準備が超重要です。準備を怠ると上手く晒を巻くことができません。必ず晒を巻く前にしっかりと準備をしてくださいね。
（１）晒の反物生地を１反用意してください。
（２）新品の状態の晒は糊（のり）が付いていて着心地が悪いです。まずは晒を水通しして糊を落とします。水通しは、洗濯機で洗剤を入れずに水洗いすれば大丈夫です。
（３）洗濯機で脱水までしておきます。ちょっと湿っている程度にするのがコツです。
（４）脱水が終わったら晒しが乾いてしまう前に横方向に半分に折っていきます。長くてちょっと大変ですが、晒を１反分すべて半分に折ります。
（５）サランラップの芯や太鼓のバチなどの固い棒を用意してください。
この棒に半分に折った晒をすべて巻きつけていきます。
ちょっと大変ですが、この準備をしておくと晒を体に巻くときにとっても楽なので頑張って巻きましょう。
（６）これで準備が完了です。
晒は乾かさずに湿らせておくことがポイントです。晒の生地は乾くと縮むので、晒をよりキツく体に巻くことができます。また、生地を重ねても滑らなくなるので、とっても巻きやすくなります。生地が乾いてしまわないように素早く作業しましょう。
晒（さらし）の正しい巻き方
晒を体に巻くときは、自分１人では絶対に巻くことができません。必ず誰かもう１人の人に巻いてもらってください。
（１）まず半股引や股引を履いておいてください。一度晒を巻いてしまうと取るのが超大変なので、トイレも済ませておいてください。
（２）半股引や股引の上から晒を巻いていきます。下っ腹の脇あたりから巻き始めていきます。
（３）体の下から、上に向かって晒を巻いていきます。巻くときは、巻かれている人がクルクルまわってあげると巻きやすいです。キツく巻けるように、手伝ってもらっている人に晒の生地を力強く引っ張ってもらいながら巻いていってください。
（４）巻いていくと、だんだん生地がたわんできます。生地がたわんだら体の横で生地をクルっとひっくり返してください。
（５） さらに巻いていって、また生地がたわんできたら再度体の横で生地をひっくり返します。これを何度か繰り返しながら、胸に向かって晒を巻いていきます。晒しをひっくり返すときは、いつも同じ方の体の横でひっくり返すのではなく、体の左右交互にひっくり返してください。
（６）胸の下まで巻けたら、ちょうどいい長さのところで晒をハサミでカットします。
女性が晒（さらし）を巻く場合はブラジャーなどの下着は付けずに巻いてください。恥ずかしがって下着をつけてしまうと、晒との間に隙間ができてしまい、すぐに晒がはだけてしまいます。晒を巻くときは乳首が隠れるように、胸の上まで巻いてください。男性は「胸の下まで」巻く。女性は「胸の上まで」巻くことがポイントです。
（７）最後に、切った端を巻いた晒しの上から挟み込みます。最後の端は必ず体の前にくるようにしてください。
（８）これで完成です。晒が乾いていくにつれて、自然とどんどんキツく締まっていきます。
後ろはこんな感じになります。
ワンタッチ晒（さらし）のススメ
いかがでしたでしょうか？
アドバイスを参考にしていただいて、粋にかっこよく晒を巻いてくださいね。
ただし・・・。
こちらの解説を見ていただいてお気づきかもしれませんが・・・。
晒を巻くのはメッチャ大変！
なんです！！
さらに、晒を巻いた状態で一日中いるのもメッチャ大変です。トイレも行けませんし、苦しくて食事もできません。
そこで祭すみたやがオススメするのがワンタッチ晒です。腹巻のようにスポっと履くだけなのでとっても簡単です。見た目はまるで晒を巻いているようです。
ワンタッチ晒
また、女性にはお祭り専用チューブトップがオススメです。見た目も女性らしいですし、はだけてしまう心配もありません。
チューブトップ
晒（さらし）を購入する方法
お祭りで使用する晒（さらし）は祭り用品専門店の祭すみたやで購入することができます。晒以外にもワンタッチ晒やお祭り用チューブトップなど幅広くお祭り用品を取り揃えています。ぜひご来店くださいね。
祭すみたや 助信駅前店
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