お祭りに参加している人たちが履いている定番の履き物といえば、地下足袋です。地下足袋の読み方は「じかたび」です。
普段みなさんが履いている革靴やスニーカーと違って、形が独特で見慣れない履き物なので、特別な保管方法があると思っている人も多いと思います。
そこで、この記事では、地下足袋の正しい保管方法について解説しています。
地下足袋は、年に1回のお祭りでしか履かない人が多い履き物です。ですので、ほとんどの人が1年間くらいの長期保管をすることになります。地下足袋を正しく保管しないと、翌年のお祭りで地下足袋を履こうと思って取り出してみたら、カビだらけになっていたり、ゴム底がはがれてしまったりと、トラブルの原因になってしまいます。
この記事では翌年のお祭りで気持ちよく地下足袋を履くためのアドバイスをご紹介します。
目次
地下足袋の保管方法を動画で解説
地下足袋の正しい保管方法について動画で詳しく解説しています。まずは動画をご覧ください。
地下足袋の正しいしまい方
地下足袋だからといって特別なしまい方があるわけではありません。
いつも皆さんが履かれている靴やスニーカーと同じようにしまっていただければ大丈夫です!
お祭りが終わったら、まず地下足袋の汚れを落とすために、しっかり水洗いしてください。そして、地下足袋をしっかりと乾かしてください。
地下足袋の正しい洗い方については別の記事で詳しく解説しています。地下足袋の洗い方について知りたい人は、関連記事をご覧ください。
地下足袋を洗ってよく乾かした後は、下駄箱や靴箱の中に入れて保管してください。地下足袋は見慣れない特殊な形をしているので、特別な保管方法があると思っている人が多いですが、実は普通の靴と同じように保管すれば大丈夫なんです。
ただし、地下足袋は年に1回のお祭りでしか履かない人が多いので、地下足袋を長持ちさせるために、いくつか注意事項があります。次の項目では、地下足袋を保管する時の注意点を解説します。
地下足袋を保管する時の注意事項
地下足袋は1年間くらい長期保管する人が多い履き物です。翌年のお祭りで地下足袋を履こうと思って取り出してみたら、カビだらけになっていたり、足袋底がはがれてしまっていたりすることがよくあります。
そんなトラブルにあわないために、地下足袋を保管する時の注意点について解説します。
しっかりと乾かす
地下足袋がカビだらけになってしまう原因は、生地に水分が残っていることです。ちょっとでも水分が残っていると、すぐにカビがはえてしまいます。
地下足袋にカビを生えさせないために、しっかりと乾かしてから保管するようにしてください。
地下足袋の表生地は乾いていても、内側の生地や中敷き部分に水分が残っていることがよくあります。屋外の風通しの良いところで、しっかりと乾かすことがポイントです。
パッケージ箱に入れない
新品の地下足袋は購入すると、パッケージ箱に入っています。
よくこのパッケージ箱に入れて保管する人がいますが、絶対にパッケージ箱に入れて保管しないようにしてください。
パッケージ箱に入れた時に地下足袋がしっかりと乾いていなかった場合、靴箱の中で乾かないので、すぐにカビだらけになってしまいます。
また、パッケージ箱に入れてしまうと密封されてしまうので、空気に触れる機会が減ってしまいます。貼り付けタイプの地下足袋だと、接着剤部分が加水分解し、翌年のお祭りで地下足袋を取り出してみたら、足袋底がペロンとはがれてしまう危険があります。
空気に多少触れるようにするためにも、パッケージ箱に入れて保管しないようにしましょう。地下足袋を購入したら、パッケージ箱を使うことはありませんので、捨てちゃいましょう。
ビニール袋には入れない
新品の地下足袋を購入した時に、パッケージ箱の中にさらにビニール袋に入っている場合があります。
このビニール袋に入れて地下足袋を保管する人がいますが、絶対にビニール袋には入れないようにしてください。
ビニール袋に入れてしまうと、完全に新鮮な空気から遮断されてしまうので、本当にすぐにカビだらけになったり、足袋底がはがれたりしてしまいます。
新品を購入した時の状態で保管する方がいいのでは?と考えてしまう人も多いと思いますが、地下足袋はパッケージ箱やビニール袋には入れずに、裸の状態で保管するのが正しいしまい方です。
地下足袋は一度でも履いてしまうと、どんなにしっかり乾かしても、若干の水分が付着しています。下駄箱や靴箱の中で空気に多少触れさせることが、地下足袋を長持ちさせるポイントです。
光のあたらないところで保管
お祭りで地下足袋を使ったあと、その辺にポーンっとほったらかしにしてしまう人がいます。ほったらかしも、地下足袋を長持ちさせるためには厳禁です。
特に、日光や電気の光に長期間当たっていると、地下足袋の生地の色が変色してしまいます。光のあたらない場所で保管するようにしてください。
また、お祭りで地下足袋を使ったあと、ほったらかしにしておくと、必ず無くします。翌年のお祭りで地下足袋を履こうとして、どこを探しても見つからないという人がよくいます。毎年、地下足袋を買いなおすという人も多いのではないでしょうか。
せっかく買った地下足袋だから、長年使っていただくためにも、履き終わったらすぐに洗って、保管するようにしてくださいね。
最低でも年1回は履く
地元のお祭りのみに参加している場合ですと、地下足袋は年に1回しか履かない人が多いと思います。翌年のお祭りに参加できなかったりすると丸2年間も地下足袋を履かないことになってしまいます。
そんな場合でも、年1回は必ず地下足袋を履くようにしてください。
近所をお散歩する時に地下足袋を履くだけでも大丈夫です。ちょっとだけでもいいので、最低でも年に1回は地下足袋を靴箱から取り出して履いてあげてください。
履き物って不思議なもので、長期間履いてないと、ものすごく劣化してしまいます。地下足袋の場合ですと、接着剤が加水分解して足袋底がはがれてしまったりします。
地下足袋を長持ちさせるために、お祭りが開催されなかった年も、ちょっとだけ履くようにしてください。
地下足袋をコンパクトにしまう方法
地下足袋は普通の靴と同じように、靴箱や下駄箱の中で、そのまま保管すれば大丈夫という解説をしてきました。
でも、そのまま靴箱に入れると、地下足袋ってけっこう邪魔になるんですよね・・・。年に1回しか使わないのに、地下足袋はかさばるので、靴箱の大部分を占めてしまうことも。
そんな時は、地下足袋を重ねて保管するとコンパクトにしまうことができます。
地下足袋を重ねる時は、生地部分を内側にして重ねてください。ゴム底部分は外側にして、左右の地下足袋のゴム底同士を触れないようにすることがポイントです。ゴム底がくっついていると、ゴムが劣化してしまう原因になってしまうので、ご注意ください。
また、左足の地下足袋のつま先を右足のかかと部分に合わせるように重ねると、コンパクトになります。
地下足袋を売っているお店
店舗で購入
お祭りに最適な地下足袋は祭り用品専門店の祭すみたやで購入することができます。お店でしたら地下足袋を試着することができますので、ピッタリのサイズを選ぶことができます。サイズ選びに不安がある場合は、祭すみたやのスタッフがサイズ選びのお手伝いをさせていただきますので、安心して購入することができます。ぜひご来店くださいね。
祭すみたや 助信駅前店
〒430-0911
静岡県浜松市中央区新津町14-1
電話 053-489-3398
メール info@sumitaya.co.jp
ネット通販で購入
地下足袋は祭すみたやのネットショップでも購入することができます。お店に行くことができない人でも、パソコンやスマホで簡単に地下足袋を注文することができます。ぜひご利用ください。