お祭り衣装の定番の履き物が地下足袋です。子供にせっかくお祭り衣装を着せたなら足元はスニーカーではなく、地下足袋を履かせてあげると、とっても粋ですよ。
子供に地下足袋を履かせる時はサイズ選びが大切です。子供はすぐに成長してしまうので大き目のサイズを購入して、来年、もしくは再来年まで使おうと考える両親が多いです。でも、あまりにも大きいサイズですと怪我の原因になってしまい大変危険です。
この記事では子供に地下足袋を履かせる場合、どのくらいのサイズの地下足袋を選べばいいのか動画と写真で分かりやすく解説しています。子供に地下足袋を買ってあげる時の参考にしてくださいね。
大人用の地下足袋のサイズの選び方についてはこちらの記事で解説しています。ぜひご覧くださいね。
目次
サイズ選びを動画で解説
子供用の地下足袋のサイズ選びのポイントを動画にまとめました。まずは動画をご覧ください。
どのサイズを買えばいいのか!?
まずは「どのサイズを買えばいいのか!?」についてズバリ答えちゃいたいと思います。子供の地下足袋のサイズは普段履いているスニーカーのサイズと同じサイズで基本的に大丈夫です。
例えば、普段18cmのサイズのスニーカーを履いている子供なら、地下足袋も18cmのサイズを選んでもらえれば大丈夫です。普段20cmのスニーカーを履いている子供なら、地下足袋も20cmのサイズを選んでください。
ただし、お祭りは普段の生活と違って、長時間歩いたり、走ったりすることが多いと思います。そのため、子供によっては足がむくんでしまう場合があります。そうすると地下足袋がきつくなるので、足が痛くなってしまいます。もし足のむくみが心配なようでしたらワンサイズ大き目のサイズを選んでも大丈夫です。オススメはワンサイズ大き目までです。
普段18cmのスニーカーを履いている子供でしたら、18.5cmのサイズの地下足袋を選んでください。メーカーによっては「〇〇.5cm」のサイズの子供用地下足袋を製造していない場合があります。そんな場合は、普段18cmのスニーカーを履いている子供でしたら、19cmのサイズの地下足袋を選んでもらえれば大丈夫です。
ツーサイズ以上大き目のサイズを選ぶのはオススメしません。その理由について次に解説しますね。
地下足袋のつま先のサイズ感
まず、地下足袋のつま先はどのくらい余裕があればいいのかについて解説します。
足の指が入る位置
地下足袋は普段履いている靴と比べると形が全く異なります。一番異なっているのが、地下足袋はつま先の部分が2つに分かれていることです。
地下足袋のつま先には足の指が下の図のように入ります。足の親指だけを入れる部分と、親指以外の指を全て入れる部分です。
たまに親指だけを入れる部分に足の人差し指まで入ってしまって地下足袋を履いている子供を見かけます。しばらくするとかなり痛くなってきますので、子供に地下足袋を履かせる時はちゃんと正しい位置に指が入っているか両親が確認してあげてくださいね。
正しいつま先のサイズ感
つま先のサイズ感を確かめる時は、まず足の親指と人差し指の付け根部分のゆとりを確認してください。下の図の〇の部分です。足の親指と人差し指の付け根が地下足袋の生地に当たってしまっている場合は地下足袋のサイズが小さいということです。
この部分を地下足袋の上から大人が手の指でつまんだ時に、ちょっとゆとりがあるのがちょうどいいサイズです。
足の親指と人差し指の付け根のサイズ感が正しいと、足の指先にも地下足袋との間に自然にゆとりが生まれます。足の指先が地下足袋の生地にくっついてしまっていると地下足袋のサイズが小さいです。下の図の〇の部分にゆとりができるサイズを選ぶようにしましょう。
間違ったつま先のサイズ感
地下足袋のつま先サイズ感が間違えている場合についても解説しますね。次にご紹介するサイズ感は、サイズが小さすぎるか大きすぎるので選ばないようにしてくださいね。
まずはサイズが小さすぎる場合です。下の図は地下足袋のサイズが小さい例です。
足の親指と人差し指の付け根が地下足袋の生地に当たってしまっています。この状態でしばらく歩いていると、指の付け根が地下足袋の生地とこすれてメチャメチャ痛くなってきます。
また、足の指先が地下足袋の生地に当たっているため、ここもしばらく歩いていると痛くなってくると思います。指の付け根と指先が地下足袋の生地に当たらないようなサイズを選ぶようにしてください。
続いて、サイズが大きすぎる場合です。下の図は地下足袋のサイズが大きい例です。
子供はすぐに成長して大きくなってしまうので、来年や再来年も地下足袋を履かせたいと考える両親がかなり大きめのサイズの地下足袋を購入してしまうことがたまにあります。しかし、大きすぎる地下足袋は大変危険です!
とくに、地下足袋のつま先の割れ目の付け根に足の親指の先が届いていないくらい大きい地下足袋は本当に危険です。足の指で地下足袋をうまく固定することができないので、転んでしまったり、足をひねってしまったりする恐れがあります。大きくて重たい山車や屋台が向かってくる目の前で子供が転んだら・・・と想像してみてください。命の危険すらあります。ぜったいに大きすぎる地下足袋は履かせないようにしてくださいね。
地下足袋の踵(かかと)のサイズ感
続いて地下足袋の踵(かかと)部分の正しいサイズ感について解説していきます。
正しい踵(かかと)のサイズ感
足の指の位置が決まったら、今度は踵(かかと)部分を見てあげてください。子供の踵(かかと)が地下足袋の踵(かかと)とぴったりり合っていれば正しいサイズです。
子供の踵(かかと)が地下足袋の踵(かかと)部分の生地にちょうどすれすれ付いているか、指1本分くらいまでのゆとりがあるようでしたら大丈夫です。
間違った踵(かかと)のサイズ感
子供が成長しても地下足袋が履けるようにと大きいサイズを購入してしまうと、踵(かかと)部分に下の図のように大きな隙間ができてしまいます。
特に、地下足袋の踵(かかと)部分の生地が手の指でつまめてしまうくらいゆとりがある場合は、地下足袋のサイズが大きすぎます。
このような大きいサイズの地下足袋を履いていると、歩きにくいばかりか、転んで怪我をしてしまう危険性すらあります。1年に一度しかないお祭りを楽しむためにも、ぜひ地下足袋はちょうどいいサイズを購入してあげてくださいね。
ちょうどいいサイズが無い場合
最近の子供たちは体形が欧米化してきているためか、足の形がまったく地下足袋に合わないことがあります。
特に足の指がすらっと長かったりすると、指の付け根のゆとりはちょうどいいのに、指先が地下足袋の生地に当たってしまう場合があります。また、スポーツを一生懸命がんばっている子供ですと、足が発達して甲高になってしまい、地下足袋にそもそも足が入らない場合もあります。
そんな場合は、諦めてください!!
地下足袋は明治時代からほとんど形が変わっていません。なので、典型的な日本人体型に合わせて地下足袋の形が作られています。ほとんどの日本人の子供たちにはサイズが合うかと思いますが、どうしてもちょうどいいサイズが無い子供たちもいると思います。地下足袋はスニーカーなどの靴に比べると圧倒的に需要が少ないため、商品も少なく、細かいサイズ展開もほとんどありません。研究開発にお金をかけたところで爆発的に売れるような商品でもないので、どのメーカーも新しいサイズの開発はできません。
なので、ごめんなさい。ちょうどいいサイズが無い子供たちは地下足袋履くのを諦めてください。地下足袋の替わりに雪駄や地下足袋風のスニーカーを履いてください。
地下足袋風のスニーカーでしたら丸五という地下足袋メーカーのNINTABI(にんたび)がおすすめです。形は地下足袋ですが、スニーカーのように紐で甲の高さを調整することができます。
子供用の地下足袋の購入方法
店舗で購入
子供用サイズの地下足袋は祭り用品専門店の祭すみたやで購入することができます。静岡県浜松市にある祭すみたやの店舗には子供用の地下足袋を豊富に取り揃えています。カラーバリエーションも豊富ですし、地下足袋底のクッションの量の異なる地下足袋も豊富にそろっています。店舗でしたら全ての地下足袋の試着ができますので、子供にぴったり合ったサイズの地下足袋を選ぶことができます。
祭すみたや 助信駅前店
〒430-0911 静岡県浜松市中央区新津町14-1
電話 053-489-3398
メール info@sumitaya.co.jp
※ 遠州鉄道 助信駅から徒歩1分
※ 大駐車場完備
ネット通販で購入
子供用サイズの地下足袋は祭すみたやのネット通販でも購入することができます。お店に行くことができない人でも、自宅やスマホから簡単に地下足袋を購入することができます。日本全国はもちろんのこと、世界中に地下足袋を配送可能ですので、ぜひご利用ください。サイズが合わない場合はサイズ交換も可能ですのでご安心くださいね。